【QK短編集】君との愛濃度

いつまでも君と(ymmt×ko) ページ8

最近 山本さんが冷たすぎる。

いつもは、俺の名前を呼んで無駄話をするのに、最近は俺の名前を呼ぶと仕事の話だけだ。

毎日これがあるから山本さんに愛されてるなーって思うのに 山本さんは忙しいから仕方ないと苦し紛れの言い訳をしている。

嫌われた？嫌われるようなことはした覚えがない。俺は山本さんが話しかけてくれるまで待つことにした。









渡｢(ｶﾀｶﾀｶﾀ…)｣(仕事中…)

山｢こうちゃーん。｣

渡｢あっ！はい。どうしました？｣

山｢この資料なんだけど…｣

やはり 仕事の話しかしてくれなくなった。

山｢…ねぇこうちゃん？聞いてる？｣

渡｢あっ…はい！すいません！続きお願いします！｣

山｢えっとねー…｣





渡｢あー…これは、こうでいいんじゃないですか？｣

山｢だよね！ありがとう！｣

渡｢山本さん！｣

あ、話しかけちゃった…もう…いいか。この際、全部言っちゃえ。

渡｢あのっ…｣

山｢？｣

渡｢最近、俺のこと避けてません？｣

山｢えぇ〜？そんなことないよっ。だって、今さっき僕から話しかけたじゃん。｣

渡｢え、っと…そうじゃなくて…よく、仕事の話だけじゃなくて、無駄話をしてたじゃないですか。だけど、最近は仕事の話だけで…。だから…その…なんというか…。｣

山｢…だから？｣




渡｢お、俺っ…寂しいですっ…もっとたくさんお話しましょうよっ…！｣

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