平気な顔をしてるのは弱い君(sgi×ymmt) ページ7
時刻は正午過ぎ
オフィスに行くと
山「うっ…(グスッ…)」
山本が泣いていた。
須「や…ま、もと…?」
山「!…(ゴシゴシ)…な、んですか?須貝さん。」
俺に気づいた山本は、ビクッとなって、涙を止めるように腕で目を拭った。
俺が気づいてないと思ったのか、普段通りに接してくる。だが、目の周りは既に真っ赤で、分かりやすいつくり笑顔をした。
須「…何かあったの?」
山「え?なんにも…ないですけど…。」
本人は何も無いと言っているが、目は口ほどに物を言う というように、山本の目は今にも涙が溢れ出しそうだ。
俺は山本が座るソファまで足を運び、無理やり隣に座った。
須「なんにも無い顔には見えないけど?何があったの?」
山「い、言わないです。…言えないです。」
須「話すと楽になるかもよ?」
山「だから、話さないでs…」
須「ハグするとストレスの3分の1が軽減されるんだって。」
気づけば俺は山本を抱きしめていた。
須「ネットの情報だし、アラサーの男のハグなんか嫌かもしれないけど、やっぱり…山本は笑顔が似合うよ。」
山「す、須貝さん。苦しい…です…。」
須「うぉあっ!ご、ごごごめんっ!」
山「ご が多いですよ。
…僕、男の子が好きなんです。」
山本の突然の告白に俺は動揺が隠しきれない。
須「え?ええ?あ、うん。え、そうなんだ…?」
山「結構仲の良かった友人にその事言ったんですけど、『俺の事そんな目で見てたの?気持ち悪い。寄るな。』とか言われて…ゲイって言っただけであんなに言われるとか思わなくて…今はLGBTに理解ある方だから大丈夫だと思って言ったんですけど、結局言ったことを後悔なんかしちゃって…ははっ。僕凄い弱いですよね…。」
笑いながら話す山本の顔は笑っていなかった。
須「いや、山本は強いよ。」
山「…へっ?」
須「俺もさゲイなんだけど、まず人に言おうとする行動力がs…」
山「え、ええ?ちょっと、待ってください。…ゲイ何ですか?」
須「うん。そう。だから、そう言える山本が強いし、それ以前にゲイって認めた山本を褒めたい。」
山「あの、僕…泣いちゃうんですけどぉっ…」
須「おう!泣け泣け!今日はそういう日だ!どう?ハグする?」
山「しますぅっ…」
山「あー…泣いてちょっと疲れちゃいました。」
須「お、涙出し切った?」
山「はいっ…!…やっぱり須貝さん。好きだなぁ…。」
須「え?どっちの意味で?」
山「…好きなように取って下さい。」
いつまでも君と(ymmt×ko)→←まだ君を神と呼べない(kwmr×fkr)
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ぱわーとい(プロフ) - ふなりさん» リクエストありがとうございます!出来るだけ早く更新できるようにしますね!これからも頑張りますー! (2019年12月17日 6時) (レス) id: 7736adda1f (このIDを非表示/違反報告)
ふなり - 読まさせていただきました!どれも素敵なお話です!突然ですがリクエストいいですか?fkl総受けをお願いしたいです。これからも更新がんばってください! (2019年12月16日 21時) (レス) id: 233af44855 (このIDを非表示/違反報告)
ぱわーとい(プロフ) - まままさん» 喜んで頂けて嬉しいです!応援ありがとうございます!いつでもまた リクエストして下さい! (2019年12月7日 16時) (レス) id: 7736adda1f (このIDを非表示/違反報告)
ままま(プロフ) - お返事が遅くなってしまい申し訳ありませんでした…(T0T)どちらのお話も最高でした!!どっちも好みです!ほんとにありがとうございます…(T∀T)またリクエストさせていただくことがあれば、是非ともよろしくお願いいたします♪今後も頑張ってください!応援してます♪ (2019年12月7日 16時) (レス) id: 712424a70c (このIDを非表示/違反報告)
ぱわーとい(プロフ) - まままさん» 感想ありがとうございます!そのリクエストcpは近々書こうと思ってました笑。テストがあるので遅くなるかも知れませんが待って頂けると嬉しいです! (2019年11月28日 23時) (レス) id: 7736adda1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱわーとい | 作成日時:2019年10月23日 19時