【QK短編集】君との愛濃度

1番(ko総受け) ページ19

ありきたりな総受けのお話にしたくなかったので、総受けっぽさは無いです。

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僕はある人に恋をしている。僕は、その人と結構仲が良いポジションいる。はず、なんだけど、その人は皆に好かれてて、少し仲が良いだけでウカウカしてた自分が馬鹿みたいに思えてくる。やっぱり簡単に両思いなんかなれやしないんだと実感した。

俺はあいつが好きだ。アイドルを好きになる感覚とはちょっと違くて。俺はあまり人見知りとかしないけど、あいつと話してたら時々言葉が詰まって出てこなかったりする。俺が意識しすぎなだけ？所詮は仕事仲間だし、多分 あいつはこれっぽっちも俺のこと気にしてないんだよな。

俺は最近恋をしていなくて、危機感を持っていた。そして、久しぶりに好きだと思えた人は、仕事は出来なくて、何があってもヘラヘラ笑ってる奴。だけどその人は周りをよく見れていて、気遣いができる。俺はそういう所に惹かれたんだろうな。

俺は最近｢恋｣を覚えた。そしてそれは上手く説明出来ないものだ。これは俺の語彙力がまだ足りないだけだと思いたい。
とりあえず、その人を考えると こう…息ができなくなると言うか…心臓が痛いと言うか…最初は病気かと思って健康診断をしてみたら異常なし。複数の友人に問うても｢その人が好きだから。｣という答えしか得られなかった。俺はこの感情に｢恋｣という名前を付けた。

俺はあの子が好きらしい。人に優しくするのは基本と親に教えられてきた。だから、人に優しくしていた。だが、友達に｢お前、あの人にヤケに優しくするよね。｣と言われてから、意識するようになってしまった。皆平等に優しくしてるはずなのに。なぜ？あの子には？そう自分に聞いても分からない。あぁどうしよう。頭があの子でいっぱいだ。

俺はあの人が好きだ。だけど俺はあまり感情を出さない。そういうキャラじゃないから。ただ、それだけ。そして、愛想が良くない。｢何考えてるの？｣とよく言われる。自然に笑顔になれない俺が、完璧陰キャの気弱な俺が、あの人に好かれるわけが無い。








来週、
伊沢、川上、河村、須貝、福良、山本、渡辺で社員旅行のため別府温泉に行くらしい。

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