【QK短編集】君との愛濃度

僕が好きなのは(ymmt×ko) ページ12

※ほとんどこうちゃん出てこない
※セリフ少なめ

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異性より同性の人を好きになってしまうことは結構昔から分かっていたことだ。

誰にも理解されないことも
結構昔から分かっていた。

人がよく言う｢同性愛はおかしいことではない｣は信じてはいけない。所詮口だけだということを僕は知ってる。

｢叶わぬ恋｣をして
失恋して
また｢叶わぬ恋｣をする。
負のループ沼にハマったらしい。

そして今日(こんにち)もまた｢叶わぬ恋｣をしている。








渡｢山本さん〜〜！！｣

山｢ん？どした？｣

嬉しそうな顔して話しかけないでよ。また勘違いしちゃうじゃん。

渡｢…ねぇ


…山本さん！聞いてます？｣

山｢うぉっ。ごめん全然聞いてなかった。｣

渡｢もー…もっかい説明しますよ？｣

山｢うん。｣

距離が近いって。こうちゃん、僕のこと意識してなさすぎでしょ。

…僕がゲイって知られたら、この距離で話すことも無くなるんだろうな。

渡｢この企画！俺的にはめっちゃいい企画だと思うんですけど…チャンネル的には大丈夫ですかね？｣

山｢うーん。
…僕はいいと思うけど、一応伊沢さんに聞いてみて。｣

渡｢分かりました！ありがとうございます！｣

山｢いえいえ〜｣

人と接するには沢山の労力が必要になる。
言葉選び 態度 相槌 etc………
言っていったらキリがない。

同性の人が恋愛対象というのもあって、
女の子といるのが僕としては楽である。

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