２０話：食堂 ページ25
lunchrushのメシ処。これがこの食堂の名前。
「お姉ちゃん何にするのー？」
『激辛キムチ丼ください』
「ゲキカラ！」
「上手いのか？」
『私キムチ好きなの。』
「そっか！韓国だから美人ばっかりだしそこの食べ物だからお姉ちゃん美人なんだね！」
「あの人達は整形だ」
『韓国の人に失礼よ？』
ユアが注文して出てきたのは見るからに禍々しいオーラを放つ赤色の物体だった。白米がほぼ見えない。
「きょーれつだぁ！！！」
『ふふっ美味しそう…』
「お前舌、大丈夫なのか？」
『失礼ね。焦凍だって毎日蕎麦じゃない』
「蕎麦上手いぞ？」
「上手いぞ☆って……目が痛い……」
「これはヤバイな」
「お姉ちゃんなんで笑顔なの……」
あまりの強烈さに周りも自然と遠退いた。
『？そんなに辛そうかしら』
「お、お姉ちゃん混んでるし私別のところで食べるね………」
どんぶりとお盆を持ってポツンと一人になったユア。当の本人は全然辛くはないらしく、近くに空いていた席に一人座る。
『美味しい………』
そう言ったユアの微笑みは漫画であれば花が舞うようにかわいらしいものだった。どんぶりが無ければ、の話だが。その前に一人、座るものがいた。
「あのうるせぇ水色は連れてねえのかよ」
『あら、爆豪くん。貴方も美味しそうなの食べるのね』
ガタンと音をたてて座る爆豪の前にも、唐辛子をそのままぶっこんだような色をした得体の知れない食べ物が入ったどんぶりがあった。
「食い物のセンスはあんだな」
『それは貴方もね』
それ以上は特に会話もなく目の前の赤い物体を口に含む。周りの視線が凄いのだが気にせずに刺激の強すぎるそれを食べる。あと少しで平らげるか、というところで不穏な音が鳴った。
「なんだぁ？」
『警報？みたいね』
気にせず食べ続けようとするが、机の間と間をぬって抜けていく人が多いせいでまともに口に運べない。
「セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難して下さい」
機械的な音声がそう告げると人混みはよりいっそう混乱を極めた。
「紫頭！」
『爆豪くん、少しジッとしていて。』
「はぁ！？」
人に流されたせいで少女漫画のような展開になっていた。ユアと爆豪の立ち位置が逆ならだが。まあ、俗にゆう壁ドンという状態で、ユアが壁に手を付き、爆豪がその壁に寄りかかっている。
『かなり面白い状況なんだけど、どうする？』
「は？はよ退けろや！」
『どうしようかしらねぇー？』
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天城(プロフ) - 八月葉月さん» ありがとー！頑張るよ〜 (2018年11月18日 11時) (
レス) id: 041f53c032 (このIDを非表示/違反報告)
八月葉月(プロフ) - 天城さん» 更新頑張ってください！ (2018年11月17日 16時) (レス) id: d22c0d8d8d (このIDを非表示/違反報告)
天城(プロフ) - すいません外したはずだったのですが…こちらの不手際です。申し訳ございません (2018年11月10日 13時) (レス) id: 041f53c032 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為なので。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年11月10日 13時) (レス) id: 860a58c456 (このIDを非表示/違反報告)
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