１６話：戦闘開始 ページ20
『よし、取り付けたわよね？』
「うん！」
前の皆と同じく窓から忍び込む。やはり室内は凍っていた。冷気がすごく、露出が多いコスチュームのユアは寒さを感じる。
『はぁ、寒……予想通りね。』
「どこから向かってくるかは分からないけど、多分来るのは妹さんだよね？」
『えぇ。焦凍は守りに徹した方がいいと思うし…ユノは索敵に役立つ能力も獲得してるはず。例えばそう……”透明化“とかね。そうよね？ユノ』
にこりと誰も居ない筈である空気中を見つめる。
「うぇ……なんでバレたの…」
ユアが見つめる方向から声が聞こえた。よく見ると白く輪郭が象られている。
『霜が降りてるわ。愚策ね』
クスリと笑いながら日本刀を出す。
「すごい…！気付かなかったよ」
『まあ、何年か一緒にいるとこの子の行動パターンは読めてくるわ…っと！』
「ひぇぇ………」
日本刀を少し掠める程度に振って威嚇するとユノの頬が軽く切れた。それも直ぐに治してしまったようだが。
『ほら、よく斬れるわよ？』
「お姉ちゃんがその気なら…私だって…」
床に張っていた氷が肥大化し、ユアに向かってくる。
「氷はこのためだったのか！？」
『うーん…此処までは予測してなかったわ。でも、視界が塞がるんじゃない？』
「はっ………！？」
『緑谷くん、これ火炎放射機。そこまで威力は高くないけれど氷は溶かせるわ。』
だから、焦凍のところには先に向かっててくれる？と向かってくる氷を斬り捨てながら言う。緑谷が二階への階段をかけ上がっていった。
「ううん………しぶとい…！！」
『そりゃあ、お姉ちゃんなんだから妹には負けたく………ないわっ！！』
スパッとあと少しで首が斬れるくらいまで追い詰めて捕獲テープを巻きつけた。
「うぅ………お姉ちゃんなんで凍ってるのにそんなに立ち回りできるのぉ…」
『ヒーターを靴底に装着したの。甘い…けど貴方はおとりよね？』
「……バレちゃったかぁ……」
≪夢空さん、ごめん！凍らされた……≫
『二階の階段の上に焦凍がいた。そして上がった緑谷くんはすぐさま凍らされたみたい。出来ればこれで制限時間が終わってほしかったのだろうけどね』
「流石のお姉ちゃんでも…しょうくんの個性に勝てるかな…？」
『さて、どうかしらね…？』
(お姉ちゃんがすっごいヴィラン顔だ…)←
ユノを置いて、ユアは二階に上がった。すると緑谷が凍らされていた。
「夢空さん！」
「来たか…」
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天城(プロフ) - 八月葉月さん» ありがとー！頑張るよ〜 (2018年11月18日 11時) (
レス) id: 041f53c032 (このIDを非表示/違反報告)
八月葉月(プロフ) - 天城さん» 更新頑張ってください！ (2018年11月17日 16時) (レス) id: d22c0d8d8d (このIDを非表示/違反報告)
天城(プロフ) - すいません外したはずだったのですが…こちらの不手際です。申し訳ございません (2018年11月10日 13時) (レス) id: 041f53c032 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為なので。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年11月10日 13時) (レス) id: 860a58c456 (このIDを非表示/違反報告)
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