9 ディナー ページ9
駄目だ。
こんな高級レストラン、絶対お金足りない…。
A「あっ……なんか急に腹痛が…いたた」
なんて、ありきたりのくっさい芝居が通用するはずもなくて。
亜嵐「ははっ！何言ってんの！ほら行くよ？」
そして、今日何度目かの手繋ぎ。
亜嵐さんの彼女って、こんな感じなのかな
なんて、少し思った。
こんなカッコいい亜嵐さんのことだし、きっとものすごく美人でスタイルの良い彼女がいるんだろうなぁ…。
A「…………ひえっ」
席について、メニューを開いて思わず閉じた。
どれもこれも見たこともない料理ばっかり！
しかも値段の0の数がいつもより一個多い！
亜嵐「どうしたの？決まった？」
A「あの…お恥ずかしながらどの料理も、
とても私には払えない金額なんですが…」
ちょっと申し訳なさそうに下を向きながら言った。
すると、なぜだか爆笑する亜嵐さんの声が。
ていうか、なんで笑ってるのよこの人！
ばっと顔を上げると、まだ小刻みに肩を揺らして愉快そうに笑う亜嵐さん。
亜嵐「ふはっ、なぁんだ！だからそんなことを気にしてさっきからしかめっ面してたのか！」
A「もっ、もう！何がおかしいんですか！そりゃ、亜嵐さんに比べたらもう、私の財力なんて天と地の差ですけどっ…」
でも、そんなに笑うことないじゃない！
亜嵐さんのいじわる。
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りんごあめ(プロフ) - かたつむりさん» ありがとうございます！本当に嬉しいです！これからも宜しくお願いします！ (2018年8月21日 3時) (
レス) id: 48f85d8274 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり - これ好きです！ (2018年6月20日 17時) (レス) id: 8b89ed48aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごあめ | 作成日時：2018年4月15日 2時
