31 砂糖タイム ページ31
A「………玲於………？」
玲於「………っ！」
呼び捨てで呼んでみたはいいものの、
大した反応も得られず逆に恥ずかしくなる。
A「あの〜、玲於？」
玲於「えっ、あ、何だよ……」
A「どうしたの？顔、赤い……」
玲於「はぁ？別に赤くねーし！」
あれ、どうしよう。
なんか怒らせちゃったみたい。
今、なんかまずいこと言っちゃった？
玲於「俺も、Aでいいよな？」
怒らせちゃったと思ってヒヤヒヤしてると、
不意打ちの呼び捨てで呼ばれるもんだから、
妙に意識してしまって思いっきりコクコクと首を縦に振った。
そこからというもの、
玲於は物凄い笑顔で私に話しかけてきた。
まるで、警戒心の強い子犬が尻尾を振って懐いてきたみたいに。
今までの玲於を見てきたせいか、その振れ幅に別人かと疑うくらいだ。
玲於って、
こんなに、無邪気な顔して笑うんだ。
そんな彼の新たな一面を垣間見れて、正直嬉しい。
ずっと友達になりたいと思ってたけど、
これはもう、なれたってことでいいのかな？
玲於「あ、着いた。ここで合ってたっけ？」
A「あっ、うん、そうだよ。
送ってくれて、ありがとう」
玲於「そっか。
んじゃ、今日はゆっくり休めよ」
もう少しだけ、玲於と話してみたいと思った。
せっかく仲良くなれたんだから。
A「あっ、玲於！」
玲於「ん？」
A「良かったら上がってって！
お茶くらいなら出せるんで…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 179人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんごあめ(プロフ) - かたつむりさん» ありがとうございます！本当に嬉しいです！これからも宜しくお願いします！ (2018年8月21日 3時) (
レス) id: 48f85d8274 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり - これ好きです！ (2018年6月20日 17時) (レス) id: 8b89ed48aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんごあめ | 作成日時：2018年4月15日 2時
