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pr「あの、さぁ」
声に振り返れば金髪の人。そうだった、この人おいていなくなったんだった先輩…
アキラ先輩の友人。きっと同じバスケ部
pr「あ…」
『大丈夫です。』
pr「え?」
何か言いかけてたのを遮ってしまったけれど、きっと教室まで送るなんて面倒だろうし…
『私、元気なので1人で行けます。
…昨日は迷惑かけてすみませんでした』
これも所詮アキラ先輩と同じ言い逃げ…だろうか。金髪の人が何かを言う前に歩き出す。
昨日は沢山の人に迷惑をかけてしまった…
佐倉さん達にも謝らないと
後ろから追いかけてきた声に再度会釈だけを返して自分の教室へと向かう。
余談だが、図書室があるこの校舎は上級生…3年生の教室がある場所でそこをぬけても2年生、そしてやっと自分たちの教室が見えてくる。
そんな場所にある図書室だからなのか、1年生である私が毎朝そこを通るのが珍しいらしくこの時間になると廊下側は探しい。
別に視線なんて今更気にしないし、ひそひそ声もたしかに気になるけれど気にしたら負けだと思っている。
「お、おはようございます!赤崎さん!!」
時折、投げられる挨拶に足を止めて会釈を返しながら自分の教室まで急いだ。
敬語には…もう突っ込まない
nn「あ!Aちゃんきた!!!
おはよう!!体調大丈夫?」
教室に入れば静かになる訳でもないらしく佐倉さんが駆け寄ってきた
昨日迷惑をかけただけに冷たくするのもはばかられる…
ko「昨日より顔色良くなってるし、元気になってよかったね、おはよ」
『おはよ』
短く返して中村くんの前の席につく
『昨日は色々とごめんなさい。』
nn「いーよ!私たち友達だもん」
『…友達?』
nn「うん!!仲良くしよ!」
そう言って差し出された手…どうしていいか分からずに佐倉さんと視線を合わせればにっこりと笑っている。
けれど…
『ごめんなさい…期待には答えられないから』
私は今でも大切な人たちとの別れを怖がっている…
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みおちゃん(プロフ) - にーにさん» コメントありがとうございます。パスワードのヒントを明日までに載せておきますね。読んでくださってありがとうございます (2020年9月16日 18時) (レス) id: fd5975a860 (このIDを非表示/違反報告)
にーに - こんばんは、 貴方の作品のいっぱい食べる君が好き のパスって教えていただけませんでしょうか?途中まで読んでいて…続きが凄く気になります、この家族愛編 も好きです更新楽しみにしてます (2020年9月13日 17時) (レス) id: 463d9420f9 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤ちゃん - すごく面白いですっ!!更新楽しみにしてます(*´ω`*) (2020年9月5日 20時) (レス) id: cc4778b759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みおちゃん | 作成日時:2020年6月21日 20時