検索窓
今日:10 hit、昨日:12 hit、合計:3,317 hit

Episode4 ページ7

『ひぇぇぇ…』

街長「すまないね、ほとんど何も教えずに出迎えてもらってしまって」

『あ、いえいえ』

街長「ですが…名前くらいは知っていると思っていましたけどね」

『ゔっ』


いや!これはもう!
友達と母さまのせいってことでお願いできないですかね…?


『えっと…紫頭が』

街長「その言い方やめなさい」

『あ、はい…』

街長「とにかく、ここから先は口に気をつけるように
昼からは本格的に王子殿下の身の回りのお世話ですからね」

『わかりました…』


みんなそういうふうに言うよね!?
なんで怖がらせんのかな!?

…もしかして、なんかあった?
いややめてよ?そんなの。私ついに処罰されちゃう?


『あの、街長さん』

街長「どうなさいました?」

『王子殿下って…厳しい方なんですか?みんな気をつけてって言うし』

街長「王子殿下が、というより、なぜか世話係を辞退する方が多いんですよ。
理由は知りませんのでこれ以上は聞かないでください」

『ほう…?』


気難しいのかな、父さまも言ってたし

どちらにしろ怖っ
え、無理無理無理無理


街長「では、私は祭りの管理もありますのでこれにて
あなたは世話係用の天幕で過ごしていてください」

『…わかりました』


・・天幕・・


うわすご、しっかりベッドまで…
ちょっと寝とこっかなぁ

…王子さまが、というよりってことは、王子さまがなんかしたわけじゃないってことかな


『zzz…』




??「__!そこのあんた!起きなさい!!」

『…ん?私、?』


目を開けると周りがすごく明るくて、目がくらくらする
目が慣れてくると、私を覗き込んでる人がよく見えてきた

なんていうか、めっちゃメイドって感じの人だなぁ
普通の世話係の人かな?


??「あんたよ!王子さまの世話係なんでしょ!?」

『あ、はい、そうですけど…誰ですか?』

??「アンよ。あんたの上司」

『あ、アンさん、よろしくお願いします』


ダジャレかと思った…((


アン「そういうのいいから、王子さまにこれ、持ってって!」

『え?あ、はい…?』

アン「じゃ、しっかりやってよね。じゃないと私が叱られるんだから」


いやすぐいなくなったし
というか王子さまのいる天幕どこ?なんにも知らないんですけど!?

叱られるんならちゃんと教えてくれないかな!?



…行く、か

Episode5→←Episode3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.7/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
16人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , Strawberrykiss , stxxx   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月輝 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mio0420han2/  
作成日時:2022年8月25日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。