Episode3 ページ6
伯爵「さて…ここが王子殿下をお迎えする場だ」
王都との境界であるからか、立派な石造りの門まである
そこから続く大通りには、露店が立ち並んでいる
伯爵「じゃあ私は帰るから、頑張ってくれよ」
『…はい?』
伯爵「妻子と祭りの見回り…をしなければならんからな!」
『いやそれ祭り見たいだけですよね』
伯爵「…では、〈神を見た者〉よ…」
『ちょっ、え!?』
えぇ…
爆速で帰ってったんだけど
街長「伯爵様は帰られましたか…」
この人は実質的に街を治める街長さん
街長「そろそろ王子殿下らが到着されます。幸運を祈っていますよ」
『う、あ、はい…』
いやそんなに怖いの?
×される?×されます??
怖がりながら待っていると、トランペット的な音が響き渡った
ふと横を見ると、大勢の街の人々が
てか私真ん中に立ってね…?
『え、あの、私たちここにいていいんですか?』
街長「王子殿下をお迎えするのですからねぇ」
ちょいちょいちょい
え?そんな大事な仕事なの?
そんなことを思っていると、煌びやかな礼服を纏い馬に乗った6人と、その周りを取り囲む騎士なんかが見えてきた
いやぁ、輝いてんなぁ…
街長「礼をしなさい!」
『あ、』ペコ
本来なら
心臓がトゥインクルトゥインクル♡←
みたいな感じになるだろうに、今は心臓に殺されそうだ(?)
??「出迎え、感謝する」
街長「第一王子殿下らにご挨拶申し上げます。この者が世話係をいたしますAでございます」
『あ、〇〇街のAに王子殿下らがご挨拶を申し上げます…』
??「んw?」
紫頭(( の人が笑うと、他の5人も微かに笑い始めた
街長は気にしているようでもない
え、聞こえてない?
??「どういうことやねんww」
??「ジェルに…お兄様笑いすぎです」
??「かわいーな」
??「そうかなぁ?」
??「ころty…ころん!」
??「ほらみんな静かn…静粛に!」
なんだこの無理矢理高貴な言葉で喋ってる人たちは
しかも赤い人耳生えてる…?
あと水色頭(殴)に失礼なこと言われたような…
Aを王子殿下がご挨拶します…
ん??
あれ、ん?やばくね?間違えたくね!?
『あの!すみま…申し訳ありません!!Aが王子殿下にご挨拶申し上げなきゃいけないのに!』
王子その1「あwあぁ、よい…w」
王子その2「では我らについてきなさい…w」
『かしこまりました』
ふぅ!
よかったよかった!(?)
***
関連作品1位ありがとうございます!!泣
16人がお気に入り
「すとぷり」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月輝 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mio0420han2/
作成日時:2022年8月25日 12時