Episode1 ページ4
『ちょ、ちょっと待って?何??』
「だーかーら!王子様のお世話係!!」
『ん???』
確かこの国の王子って5、6人いなかったっけ?
1人でやるとかそういうことは…
『え、あ、あと誰がやるの?』
「え?Aだけだけど?」
『…は??』
しっかり希望を捨てられたよ。
「人があんまり多いと危険らしい?わかんないけど」
『いやこっちが意味わかんないんだけど??』
「まあまあ!まだあと3週間あるから!」
『足りないと思うよ!?』
え、え?
というか、執事いないわけ?
それによりによって私とはどういうことなんだぁぁぁ…
王子でしょ?王女じゃないんでしょ?
あ、王女はいないか。
待って待って、ツッコミどころ多すぎるでしょ!!!!
母「Aよかったじゃない!王子殿下のお世話係だなんて、死んでもこんな機会ないわよ??」
『その機会がよりによって私…?』
というか死んでもって何?
生きている間に来ちゃったよ。
母「基本は聖職者がなるんだけどね」
『いっそ神官様でよくないですか、それ…』
母「建国祭のときは全員王都に行ってるのよ?」
『え』
そういえば女でいいのかな?
いつから始まるんだっけ?←
あと何やるんだろ?
ここまで知らないのは、今まで10年間くらい神殿にいたから。
学校に行くような感じで神殿に行かなきゃいけなかったんだよね。
母「そういえばあなたに建国祭について教えてなかったわね_____」
お母さんが言ったのを要約すると…
一、今回は10年に1度の大規模な建国祭。
二、今回は建国記念日の1週間前から2週間行われる。
三、今回は次世代の王族(王子とか)が主要都市に訪れる。
四、建国記念日を祝う行事がたくさん☆
「今回は」ばっかじゃん!?
多分行事に行く余裕はないんだろう…
ちなみに前回の大規模な建国祭??は4、5歳。
つまり覚えてないわけ!なんなら行ってない!!
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作者名:月輝 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mio0420han2/
作成日時:2022年8月25日 12時