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貴方 . side
.
私の髪を優しく撫でる、大きな手が好き。
メールとか…何度も見返しちゃったりしてさ。
昨日電話したな、楽しかったな、とか。
メールが着てないか頻繁に確認しちゃったり。
メールの文章変じゃないかな、って確認して…おかしいよね。
今更何か気にすることがあるわけでもないのに。
無意識にその背中を目で追っかけちゃったりとか。
君は誰にでも親切で、優しくて、カッコよくて…人気者だから、いつも大勢に囲まれて手。
でもやっぱり、一番に目に入ってくるんだ。
気づくと君のことばっかり考えてる。
今何してるんだろう、今ここに君がいたら…もっと楽しいのにな、とか。
触れたい、なんて思ったりもするよ。
君はなんでもないように私に触れてくれるけど、私はそのひとつひとつにときめいてる。
面倒見が良くて、爽やかで、背が高くて、カッコよくて。
でも、私の前でだけ見せてくれてた砕けた笑顔が…特別感あって好きだったなぁ。
ねえ、万理。
私ね、ずっと万理が好きなんだ。
でも、それと同じくらい万理の音楽を愛してる。
千斗と万理の歌が好き。大好き。
ふたりが音楽を全身全霊で楽しむ姿がなによりも好き。
これからも続いて欲しい歌声。
ずっと、ずっと声を聴かせて。
この先の、遥かな未来まで。
「お待たせ。帰ろう、A。」
『うん、万理。』
そんな夢を見れるなら、私は＿＿＿＿
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作者名：緋真
| 作成日時：2023年8月19日 3時
