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「 嗚呼…本当に、君は素晴らしいね 」
「 僕の最高傑作 」
「 君ならば必ず、" ゼロ " を超えるアイドルになれる 」
幼少期に貴方と出会い、そして養子に迎え入れられた。
公園のベンチに項垂れて座り込む貴方を見つけて、なんとか元気になって欲しくて歌を歌った。
俺の歌声に顔を挙げ、その瞳にどんどん光が灯っていくのが嬉しくて仕方なかったっけ。
「 絶対逃さない、離さない… 」
「 何処へも行かせないよ 」
「 ……君は、僕の " アイドル " だから 」
いつからだろう。
貴方に恐怖を抱くようになったのは。
俺は、貴方の人形じゃない。
籠の中でしか歌うことを許されないのなら、そんなの…俺が求めていた " 俺 " じゃない。
あの人から逃げ出したことを後悔はしていない。
逃げ出したことが正解なのかと聞かれると、正直わからないけど。
『 ………歌いたい、もう一度 』
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かえで(プロフ) - この作品楽しみです！更新頑張ってください😊 (7月29日 4時) (
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作者名：緋真
| 作成日時：2023年7月8日 8時
