【東リベ】女王VI【男主】

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『…千冬。』


「もういい!A。東卍の負けだ。
400対50…初めっから勝てるワケねぇ戦いだった。
見ろ!もう…立てる奴なんて一人もいねぇ。」












千冬の瞳から、涙が溢れ落ちる。











「お前は…よくやったよ、でも…これ以上は死んじまう…ッ」












『＿＿＿＿東卍は負けない!!!!!!』


「＿＿＿!」












『俺がいる限り、東卍は…負けないんだよ。』













「…何してる、鶴蝶。早く沈めろ。トドメをさせ。」












『鶴蝶じゃ、俺には勝てない。』












「…は?」










『目を見ればわかる。
" 負けられない " って覚悟がない。』












「＿＿＿どけ、鶴蝶。」


「!」


「じゃあアンタにはあんのか?お嬢。」












ｶﾁｬ











「その " 死んでも負けられねぇって覚悟 " がよォ!!!」


『……稀咲。』












目の前に銃口を突きつけられる。













「!?銃…!!」










「オイ!!何だよソレ…ガキの喧嘩だろ!!?」











「稀咲!!」













…何でだろうな。











「…!?」











こんな状況なのに、ちっとも怖くねぇや。

＿＿＿直人。











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「 僕に協力してください!! 」











「 貴方は…僕の、誇りです 」










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導いてくれてありがとう。












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「 マイキーを、東卍を…お前に託す! 」











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…圭介。










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「 東卍を頼むぞ＿＿＿相棒! 」











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千冬。

…皆の想いが、俺に勇気をくれる。













ﾄﾞﾝｯｯ











一つの発砲音。

俺の足先に、銃弾が放たれた。











『………どうした?稀咲。
足を撃ったって俺は止まらないよ。』












負けられない理由がいくつある?











今まで、何度助けを求める声を聞いた?

何人の涙を見て来た?












『…俺には、マイキーみたいなカリスマ性はない。』


「…!?何言ってんだ…?」


『直人やお前みたいに特別賢いわけでもないし、ココみたいに器用なわけでもない。武藤みたいに体もデカくないし。
ドラケンみたく喧嘩が凄く強いわけでもない。

俺に出来ることなんて一つだけなんだ。』













『＿＿＿諦めない。』











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