【東リベ】女王VI【男主】

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「 " S62世代 " はもう18歳だ。
暴走族なんてガキみてェな真似する気はねんだよ。」

「九井!テメェが俺らに着いてくるなら、乾と…今回はお嬢についても逃してやる。
さあ!!どうする!?九井!!!」


「…俺は……俺、は…」












『九井…いや、…ココ。
こんな奴の言う事なんて聞く必要ないよ。』


「!…お、嬢…」


『…武藤。
" 犯罪組織を創る " …そんな事を本気で言ってるなら、俺は殺されたって引くわけにはいかない。』












そんなのはまるで、現代の東卍だ。

負けっぱなしのこの戦いで見つけた、一つの勝機。










九井一は絶対に渡せない。

…なにより、












『俺抜きで話進めるな、武藤…
" 九井 一 " は壱番隊の隊員だ。俺の直属の部下なんだよ。』

『俺の部下は＿＿＿お前らには渡さない。』













お前を、守る。

それが俺の勝機に繋がる!











『縛って、薬盛って…俺が折れると思ったか?
俄然、やる気が出てきた。
天竺なんかに…ココは渡さない。此奴はもう俺のだもの。』


「お嬢…ッ」


「…だったらどうする?
両腕は塞がれてる。睡眠薬の効果もまだ完全には切れてねぇだろ。
万全には程遠い今のアンタじゃ、俺には勝てねぇぞ?」


『ﾊｯ、わかってないな…武藤。
＿＿＿勝てる勝てないじゃないんだよ。』


「…!!」














深く息を吸って、吐き出した。

痺れる身体を鼓舞し、立ち上がる。











『…死んでも折れない。』













俺は武藤の方へと地面を蹴り、飛び込んだ。












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