【東リベ】女王VI【男主】

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俺とイヌピーは、集会の後に墓地を訪れていた。

…真一郎が眠っている場所。













「…真一郎くん。
知ってると思うけど…
此奴が十一代目 黒龍総長、花垣Aです。」


『…びっくりした?真一郎。
俺がお前が遺した黒龍の総長になるなんて、さ。
人生何が起こるかわからないもんだよね、本当に。』

『俺が、伝説の初代の名に恥じない最高のチームを作るよ。』
















「＿＿黒龍創設の日に十一代目 誕生か…」














「…!!」


『…』











ｶﾗﾝ、










「おもしれー」


『…来ると思ってたよ、イザナ。』











「ッイザナぁ!!!テメェ!!!!」

「テメェ、ココをどうするつもりだ コラ!!?」













『止まれ、イヌピー。』


「!?ボス…!?」










「オイオイ、どうするつもりも何もアイツの方から天竺に入って来たんだぜ?
俺は兄貴の墓参りに来ただけだ。」

「九井が手に入った今…テメェにはキョーミねぇよ、乾。」










「ッテメェ…」













「＿＿＿やめとけ、イヌピー。」












『…マイキー。』











「え?何なに?」











「…へえ、仲良く " 兄妹 " で墓参り?」











「マイキー…」


「…エマ、少し離れてろ。Aっちは俺の方来い。」












マイキーに腕を引かれ、後ろに隠される。

イヌピーは俺を守るように俺の前に立っていた。










…凄い事になってきたな…












「今夜 20時…横浜第7埠頭に東卍総動員で来い。
天竺 対 東卍の総決戦だ。」

「…全部終わらそーぜ?マイキー。」














「この決戦で、東卍(お前ら)のお嬢は天竺(俺ら)の女王になる。」













ﾄﾞｸﾝ、











「Aは、…最初から俺のモノだった。
互いにとって互いの存在が、世界の全てだった。」

「＿＿＿＿すべてを、返して貰う。」













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