「 ふたりで逃げよう 」 ページ7
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これは、あるかもしれなかった世界の話。
もしもあの時、こうしていれば。
彼は今も生きていてくれたんだろうか。
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『……俺には、お前は殺せない。』
俺の言葉に、マイキーは微笑った。
「…うん、知ってる。
けど、もうお前は選ぶしかないんだよ。」
『俺はどちらも選ばない。お前も俺も、死なないよ。』
マイキーの顔へと手を伸ばした。
頰に触れ、首後ろへと腕を回す。
思い切り、自分の方へと引き寄せた。
「っ!?」
予想外の行動だったのだろう。
マイキーはバランスを崩して俺の上に倒れてきた。
逃れようと身動きをするマイキーを、ぎゅ、と抱きしめる。
…離さない。離せない。
『……俺と逃げよう、マイキー。』
「……ぇ…」
『俺と生きてよ。全て投げ打つには…まだ早過ぎる。』
運命に抗ってでも、心が求める方へ。
俺はお前に生きていて欲しいんだ。
例え世界が許さなくても、一緒にいたい。
「……A、っち…」
マイキーは、呆然と俺を見下ろしていた。
俺がこんなこと言い出すなんて、意外だったか?
ごめんな。俺はお前が思ってるより…傲慢だよ。
俺はひとつ決めたら、絶対に折れないんだ。
やがて、マイキーの瞳に涙が溜まる。
目尻から零れ落ちた雫を、俺は指先で拭った。
『……俺が、お前の未来を切り開く。
だからどうか、…俺と一緒に頑張って。』
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すみな せと - 真一郎の話は実に感動的だった。 (11月29日 14時) (
レス) id: 64d6f04e95 (このIDを非表示/違反報告)
umeji0304(プロフ) - 野球選手として、共感できます。ファンのサポート、私自身も スポーツベットアイオー 野球 https://sportsbet.jp/bitcoin-betting/baseball/ で生の試合を観戦しています。選手同士の絆もあり、すべては互いをサポートすることです。まさに新一郎の物語のようですね。 (11月24日 12時) (レス) id: 64d6f04e95 (このIDを非表示/違反報告)
SenpaiAmari(プロフ) - わかります！新一郎くんの話は本当に私にも強く訴えかけました。誰かがそんなにサポートしているのを見るのは心温まりますね。そんなサポートを思い出させるものって何かって？野球ですね。連帯感に満ちた団体競技です。 (11月22日 13時) (レス) id: 64d6f04e95 (このIDを非表示/違反報告)
ハク - ｯｯｯｯｯｯ真一郎くんの話泣きましたｯｯｯｯ推しの話が見れて最高ですｯ (2023年3月11日 23時) (レス) id: 1bed53529a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋真
| 作成日時：2023年3月11日 21時
