【東リベ】女王【男主】

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「パーは結局、1年以上は出てこれねぇ」


『愛美愛主の長内は?』


「無事だ。お嬢の応急処置が効いたらしい。
死んでたら成人まで出てこれねぇよ。」


『…マイキーは?』











ﾄﾞﾝｯｯｯ








机を殴る音にﾋﾞｸ､と体が震えた。









「ぁ…悪い、お嬢を驚かせたいわけじゃなかった。」


『ん…平気。続けて。』


「あの野郎、ふざけやがって…とにかく、俺はマイキーとは縁を切る。」


『は?』









立ち上がるドラケン。








「東卍も終わりだな。……邪魔したな、お嬢。」


『ちょ、っと待て。状況を教えろ。』











部屋を出て、階段を降りていくドラケンを追いかけた。










やっぱりマズい状況になってた。

とにかく止めないといけない。
本格的に抗争が始まるまでに…











『堅!!』


「……悪い、お嬢。」











玄関に出ていくドラケンの背中を追いかける。











玄関先には、マイキーが来ていた。










「あ?」


「あ"?テメー何でここにいんだよ。」


「あ"?テメーこそ何でここにいんだよ。」


『マイキー…』










「やべえぞ…やべえぞ」


「マイキー君来ちゃった」


「最悪のタイミングじゃん」


「一触即発…」












「俺はAっちの様子見に来たんだよ。」


「俺もそうだよ。」


「はあ?Aっちは俺のモンだし。お前関係ねえじゃん。
な?Aっち。」


『え?』


「あ?何言ってんの。俺のモンだよな?お嬢。
さっき名前で呼んでくれたもんな?」


『え??』


「はぁ!?何抜け駆けしてやがんだ、" デクノボー " 。どけよ。」


「あ?喚くな。お前がどけよ、" チビ " 。」


『…いや、話飛躍し過ぎ。俺どっちのモノでもないし。』












「＿＿＿＿ｵﾗｯ!!!!!」









自転車がドラケンの方に飛んでくる。

…は?







ドラケンは咄嗟に避けたものの、ｶﾞｼｬｧﾝｯと凄まじい音を立てて壊れる自転車。

いやいや、待て。









「ﾃﾒｪ…正気か!?」









色々なものが投げられ、壊され。








………。










『………おい、お前ら…』











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