【東リベ】女王【男主】

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「すみません…事情聴取はまた改めてでお願いします。
今はそっとしておいてあげてください。」


「了解しました。ではまた、後日。」


「お疲れ様でした。」











直人に支えられ、車に乗せられた。

走行中の車の中で、俺は口を開く。










『……直人。』


「はい、Aさん。」


『龍宮寺 堅が死んだ日を調べて。
東卍を巨悪にしたのは＿＿＿稀咲鉄太だ。』

『なあ、直人。俺は…日向だけじゃない。
アッくんも、ドラケンも、…皆助けたい。
皆、俺の大切な人たちだから。』









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「龍宮寺 堅のことですが…当時の新聞に載っていました。

2005年8月3日。
東京都渋谷区の武蔵神社駐車場で、暴走族グループ50人が乱闘。
中学3年生の少年が、刃物で腹部を刺されるなどの暴行を受け…死亡。」

「当時の書き込みがいくつか残っていました。
それによると、東卍のマイキー派とドラケン派による内部抗争によって、龍宮寺は死亡したようです。」


『内部抗争?』










たったの2週間後の話だ。

…あの2人が?










『…何か裏がありそうだな。
あの2人に限ってそんなことになるとは考えづらい。』


「…わかりました。調べてみましょう。
今日が7月19日。猶予は2週間。
彼が死に至る原因を突き止め…8月3日、龍宮寺堅を救う。
＿＿＿それが今回のミッションです。」












龍宮寺 堅の死で変わった、佐野 万次郎。

稀咲鉄太に怯えて自 . 殺した千堂 敦。

巨悪化した現在の東卍に殺された橘 日向。










『このミッションが上手くいけば、全てが良い方向に変わるかもしれない…』


「はい…!お願いします、Aさん。」


『ああ。…行ってくる。』











直人から差し出された握手に、応える。

閃光が走ると同時に、俺の目の前は暗くなっていった。












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「Aさん…貴方は今、とても危険な状況にいた。
貴方が過去にいる間、僕は…必ず今の貴方を奴等から守りきります。」

「…約束ですよ、Aさん。」









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