【東リベ】女王【男主】

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貴方 side .










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次の日。

俺は東卍の各隊長達と顔合わせをさせられていた。












「へえ、お前が噂のお嬢…ねぇ」


『お嬢じゃないでs「ｵｲ､敬語」…お嬢じゃない。』


「…お前も苦労してんな、お嬢。」













弍番隊隊長の三ツ谷さんに反論しようとしたものの、マイキーにかけられた圧でタメ口に直す。

普通タメ口きいたら怒るところだろ。
何で敬語にすると怒られるんだ…。










「…にしても、お嬢…懐かれたな。」









…そう。
今日付けでどうやら俺の側近が決まったらしい。

俺、まだ東卍入ってないんだけど。
そんな俺に側近って…










「………」








ｽﾘ、と後ろの方から長く伸ばされた髪を擦り付けられる。

俺はそれを見ることもせず、指先を伸ばしてその髪の持ち主の顎下を撫でた。










「…なんかお前ら2人が並んでると、華やかだな。」


『は?』


「確かに、2人とも顔面整ってるもんなー」


「Aっち、ソイツになんかされたらすぐ言えよ。
ソイツは少し前までｳﾁの暴れ馬だったからな。」


『…自分から俺につくって言ったんだろ?
いいよ。俺が此奴の手綱(リード)を握る。』


「さっすが、俺らのお嬢。」


「ｳﾁのお嬢が世界一ｶｯｹｪな。」












どうやら隊長達にもそれなりに気に入られたらしい。

お嬢、お嬢と呼んでくるのは揶揄いも含めている様に見えるが、その目は優しかった。


…良い人達ばっかだな。










『……じゃあ俺、そろそろ帰る。眠いし。
もう顔合わせも済んだ?』


「おー、急に呼んで悪かったな。」


「おぉ、俺のケツ乗れよ。送ってくぜ。」


「三ツ谷もお嬢のことだいぶ気に入ってんじゃねーか。」


「そりゃ、ｳﾁの可愛い可愛いお嬢だし。」












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