【東リベ】女王【男主】

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「ねえねえ、ケンチン」


「あ!?その渾名で呼ぶんじゃねーよ、マイキー。」


「どら焼きなくなっちゃった。」













「な…なんだ、アイツ?」


「場の空気全然読めてねぇ…」












「ッお疲れ様です!!!!」


「「「「お疲れ様です!!!!」」」」












'' 総長 '' 。











佐野、万次郎。

未来の東京卍會のトップ。











あの人と、よく似た目をした男。











「ﾏ…佐野くん!!お、俺、参番隊の特攻やってる赤石っす!!」


「……」


「邪魔。マイキーは興味ねー奴とは喋んねェんだよ。」


「す…すいません…」












「お疲れ様です」










軽く頭を下げただけのキヨマサに、ドラケンと呼ばれた男は蹴りを打ち込んだ。

…痛そうな音。









「…キヨマサー、お前いつからそんなに偉くなったんだー?
総長に挨拶する時はその角度な?」


「は、はいッ…」













『………』










なんか、近づいてくんだけど。











「……」








ずい、と顔を近づけられる。

…近い。
でもなんか、目を逸らすのも癪だな。











「……ねえ、お前…凄く綺麗だね。」


『…は?』


「さっき蹴り入れてるトコ、少し見てたよ。
あんなに綺麗に戦う奴いるんだなって思った。」


『…!』












.










「 お前は本当に綺麗だ、A 」













「 演舞、みたいな 」

「 舞ってるように戦うのな 」










「 ……うん、…凄く、綺麗だ 」











.











「お前、名前は?」


『…花垣 A。ｱﾝﾀは?』


「佐野万次郎。…A。Aっちだな。」


『…Aっち?』


「マイキーがそう言うんだからそうだろ?」


「なあ、Aっち…お前、本当に中学生?」


『…どういう意味?』








マイキーと呼ばれた男は、佐野万次郎と名乗った男は…笑顔を見せた。










「＿＿＿Aっち、今日から俺のダチ!!なっ♡」


『………はぁ?』










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