【東リベ】女王【男主】

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貴方 side .










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『＿＿＿＿ごめん、その想いには応えられない。』









雪の降る日だった。

俺にしてみれば特に珍しくもない、男からの告白とプロポーズ。












かつての俺の宝物だった少女とその弟の、突然の死のニュース。













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「 Aくんのこと、ヒナが守ってあげるの! 」














『 ……ありがとう、日向 』


『 俺も日向が大好きだから、日向のことを守るよ 』













『 約束、ね 』













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こんなもんか。

皆に守られて生きてきた俺の末路。











背中をﾄﾞﾝｯと押されるような感覚と共に、俺の身体は線路に飛び出した。












『……守ってくれて、ありがとう。』











フードを深く被った男が、涙を流したのが見えた。










鳴り響く電車の音。

周囲の人の悲鳴。

ゆっくりと流れていく景色。












『これで、終われる…』










日向、…お前は、どんな顔で笑ってたっけ。

願わくばもう一度。











神様、どうか…もう一度だけ、もう一度だけでいいから…












『………日向』











大好きなお前の笑顔に逢いに行きたい。











惨めな人生を抜け出して、お前のいる場所へ。

ああ、でも。
でも…もし、神様が本当にいたとして。

一つだけ願いを叶えてもらえるのならば……













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『＿＿＿＿お前に、生きていて欲しい。』











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