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「Aくん」











背後から首に手を回され、抱きつかれた。
そのまま頬を撫でられる。











ああ、やっぱりこの人カ。












『…これはやりすぎだって前も言ったよネ。』


「だって、コイツらアンタに手を…」


『次やったら許さないかラ。』













不服そうな彼に忠告をするA。











『わかってくれるよネ?ラギー。』


「…はぁい、仰せのままに。」













本当にわかっているのかナ…。












ラギーは…理由はわからないけど、随分とボクに傾倒していル。

正直、崇拝…されてるような気がするんだよネ。

自惚れだったらどれほど良かったカ。














「でも…許せないッスよ。
Aくんを傷つけようとしたコイツらに何の罰もないなんて。
許せない…あんな奴ら、生かしておく必要ないっス。
あんたが望むなら、オレ…」


『ラギー』


「っ…ハイ」










威圧を含んだ声に、ラギーは口を閉ざす。

キュゥ、と耳を少々垂らし、へこんでいるようだ。










『心配しなくたって学園長には言いつけるヨ。
あの人、ボクに甘いシ。』


「うう…でもやっぱり納得できないッス。」


『ラギー、何度も言うようで悪いけど…ボクに入れ込みすぎないようにしテ。
キミはボクに対する認識が他人の範疇を超えてル。』












首に回された腕が力み、すり、と首筋に髪を擦り付けられた。










「… '' いつか元の世界に帰るから '' ?」


『そうだヨ。』


「…わかってるッスよ。オレはちゃんと、理解してます。」


『ありがとウ。…お利口だネ、ラギー。』













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レモン - コメント失礼します。すごく面白かったです!!私夏目くん結構好きだしツイステも推してるので見つけたとき飛び跳ねましたW最近は更新されてないようですが、無理をせず頑張ってください!応援してます! (2023年2月19日 16時) (レス) @page16 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋真 | 作成日時:2022年12月6日 2時

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