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「リリアじゃ。
'' リリア・ヴァンルージュ '' 。」
突如、声が響く。
その場にいた全員が心臓を跳ねさせ、驚愕に目を見開いていた。
逆さまの姿で現れる小柄な、先程エースが話題に出していた少年。
「コ、コイツ、瞬間移動したんだゾ!!」
「お主ら、わしの年齢が気になるとな?クフフ。
こんなにピチピチで愛らしい美少年のわしだが、確かにそこの眼鏡の言うように子どもとは呼べない歳かもしれんな。」
「ぴちぴち…」
「遠くから見るだけでなく、気軽に話しかけにくればよかろう。
同じ学園に通う学友ではないか。
我がディアソムニア寮はいつでもお前たちを歓迎するぞ。」
「「………」」
「あっちのメンツは全然気軽に話しかけて欲しいってカンジじゃないけどな…」
銀髪の男と薄緑色の髪の男はこちらの方をジッと見つめていた。
突然、ふ、と銀髪の男の瞳が柔らかく細められる。
どうやらAに向けてのもののようだ。
『…!シルバー…』
Aもそれには気付いたようで、はにかんで小さく手を振っているその様子を、周囲の面々は驚いたように見ていた。
Aは他者と距離を置くことで有名だった。
人を嫌悪することはないが、決して特別親密にはならない。
ケイトとトレイは、リドルのお気に入りであるAのことをそれなりには知っているつもりであった。
( …仲、良いんだ )
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レモン - コメント失礼します。すごく面白かったです！！私夏目くん結構好きだしツイステも推してるので見つけたとき飛び跳ねましたW最近は更新されてないようですが、無理をせず頑張ってください！応援してます！ (2023年2月19日 16時) (
レス) @page16 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋真
| 作成日時：2022年12月6日 2時
