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だから、エイリア石で力を手に入れて…何もかもが思い通りになった時、お前の大事な円堂のこと倒してやるって。
…そしたら、俺は…お前のいる世界に行けるんじゃないかって。
「…おかしいよな。解ってるよ。
でももう、自分でもぐちゃぐちゃなんだ。
俺にはもう、お前の隣にいる資格なんてな＿＿」
俺の視界に、美しい淡い紫が広がる。
少し冷たい、けれど仄かな体温に包まれた。
「A…お前、起きて…?」
『……気づけなくて、すまなかった。
今まで、本当に楽しそうにサッカーをしてくれていたお前に…私は少し自惚れていたのかもしれない。』
『私はお前を沢山苦しめた。
…これからは、もっとお前のこと考えるよ。しっかり、お前と向き合うから。』
…何で、お前が謝ってるんだよ。
「お前が謝る必要、どこにもないだろ。」
『なら、お前もぐだぐだ何かを言うのはやめろ。
お前も…もう許されて良いんだから。』
『私はお前に傍にいてほしい。
お前がいないのは、寂しいよ。落ち着かない。
私もお前が大好きだから。』
お前の '' 大好き '' の意味が違うと解ってても、舞い上がってしまう。
『…これから先、もっと凄い大会とか、試合とかがあったとして、優勝するときには…やっぱりお前も一緒がいい。
一郎太に隣にいてほしいんだ。』
思い出した。
なんで俺が、サッカーをしてたのか。
世宇子に勝ったあの日。あの試合。
お前が見せた微笑みを…夢を。
あの時の景色を、もう一度お前と見たかったんだ。
次のその瞬間に、お前の特別が本物になっていたとしても。
俺はそっち側の世界に向かって走ることしか出来ない。
俺は豪炎寺や鬼道、円堂じゃないから…きっとこれから先もずっと苦しむだろう。
これから先、もっともっと規格外に強い選手が現れて…円堂達ですら太刀打ちできなかったら?
今度こそ、俺は＿＿死ぬんじゃないか?
けど。
「……いいよ。」
『…一郎太?』
( 俺の大好きな、Aの光だ。)
走って、どれだけボロボロになっても走って、
それでもAや円堂たちのいる世界に辿り着けなくても、
またあの勝利の景色が見れるのであれば＿＿
「お前と同じ夢を追いかけていられるのなら、…俺はそれでいい。」
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rei - ・・・ありがとうございます。これはこれでネタバレになりそうなので、私の心の中に留めておきますが、ありがとうございます。続き楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年7月18日 19時) (
レス) id: 4bb6e8f6df (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 投稿ありがとうございます！！私、緋真さんの小説でいつも、心が救われています！！あとゆっくりでいいので自分のペースで頑張って下さい。後、体調には気をつけて下さい。それとオーガ編とても楽しく読んでいます！！本当にありがとうござます！ずっと応援しています！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: 25497abca6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - もしかしてイナゴは書いて貰えますか？ (2020年7月18日 5時) (レス) id: 87b01b0a04 (このIDを非表示/違反報告)
まよ太ですけど(プロフ) - はじめまして、素敵な小説ありがとうございます。私はオーガが好きなので雷門の負けバージョンもみたいなぁと思いました。続きが楽しみです、これからも頑張ってください (2020年7月12日 10時) (レス) id: aa16841450 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 世界編が楽しみすぎる (2020年7月11日 19時) (レス) id: 87b01b0a04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋真姫
| 作成日時：2020年7月4日 19時
