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敵を警察に引き渡し、ホークスとAは高台から夜の街を見下ろしていた。
街は幾つもの街灯やネオンの光で照らされており、キラキラと輝いている。
『俺はこの世界を護りたいって、本気で思ってるよ。
この世界には俺の護りたいものが沢山ある。
でもさ、たまにわからなくなるんだ。』
「…Aくん?」
『俺は…』
＿＿＿prrr...
prrr...prrr...
突然の着信音にAはﾊｯとスマホを取り出す。
『……ぁ〜…』
'' ショータ '' 。
完全に連絡を忘れていた。
やばい。やばい。
Aはﾀﾞﾗﾀﾞﾗと冷汗を垂らす。
「あれ、もしかして保護者…?
俺が説明するよ、連れ回してたのは俺だしね。」
『いや、連絡忘れてたの俺だから…』
『も、もしもし…』
〈 今何処にいる? 〉
『ぇ、っと…△×の公園の近く…』
〈 …そうか。無事ならいい。
今、ホークスといるそうだな。〉
『ぇ、何で』
〈 SNSでトレンドになってるよ。
ホークスから出会い頭に熱烈なアプローチを受けてる奴がいる、って。〉
〈 マイクから聞いた。
ったく…お前は少し目を離すとすぐに何かやらかすな。〉
『ご、ごめん。ショータ、俺…』
〈 …いいよ。
お前も、いつまでも小さい餓鬼じゃないからな。
さっきも言ったが、お前に何事もないならそれでいい。〉
『っ…うん、ありがとう…ショータ。』
「ちょーっと貸してね」
『ぇ、ちょっ』
Aの手から端末をｻｯと抜き取り、自身の耳元に当てる。
「ドーモ、こんばんは。
この度はお騒がせして申し訳ないです。」
〈 …ホークスか。
ウチのAを随分可愛がってくれたみたいで。〉
「とんでもない!
俺、Aくんのこと気に入っちゃいまして。
ご自宅までしっかりと送り届けますのでその点はご心配なく」
〈 ……ご丁寧にどうも。〉
『ホークス、勝手に取るなって…っ』
「ゴメンね。ほら、ドーゾ。」
『ごめん、ショータ。すぐに帰るから』
〈 …解った。待ってるよ。〉
ﾋﾟｯ
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ゆずぽんず(プロフ) - とても素敵なお話です…まだ途中までしか読んでないんですけど続きが気になります！1つ気になったんですけどホークスの福岡弁は意識されとると思うんですけどところどころ違うところがあって……『照れてる』→『照れとる』、『だから』→『やから』やと思います… (2022年7月29日 5時) (
レス) id: 6d7748e101 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 夢主くんはこれからどうなるのでしょう！？これからも楽しみにしてます！ (2021年11月8日 17時) (レス) @page42 id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね！更新頑張ってください！応援しています！ (2021年5月4日 23時) (レス) id: e522761e6b (このIDを非表示/違反報告)
marshmallow - 素晴らしく面白い作品でした！これからも更新頑張ってください！ (2021年5月2日 0時) (レス) id: bf7086b5e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハリネズミの毛玉(プロフ) - 神小説ktkr。これからも、無理なさらない程度で、更新頑張って下さい！ (2020年5月26日 20時) (レス) id: 9b2a72a438 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋真
| 作成日時：2020年5月4日 22時
