検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:46,677 hit

20 ページ20










「______は?亡霊?」


「うむ。あの異常気象以降、ダイヤモンドダストは周期的に且つ一定時間、様々な場所で起こり続けておるのじゃよ。」


「ああ…ニュースでもやってたな。
リリイの灰塵がばら撒かれた時でも、こんなに不思議な気象は出なかったのに。
けど、なんで亡霊なんて…」


「……ダイヤモンドダストの発生場所は、教会である事が多い。
我輩の下位の中にその場に居合わせた者がおった様でな。
急に舞い出したダイヤモンドダストに驚き、教会の中に入った…其処に居たんだそうじゃ。

______金糸の髪を持った、碧眼の美しい男が。

…男は懺悔をするかの様に教会の中で祈りを捧げて______そして消え去ったのだと。」


「消え去ったって…急に、って事か?」


「そうじゃ…瞬きの間に消えてしまったらしい。」


「金髪に、碧眼…」


「…やっぱり、あの方が…?」









リリイの言葉に、ヒューとクロは顔を曇らせる。









「……彼奴が、生きてる筈が…」


「しかし、ここまで特徴が揃ってくるとなると…」


「なら、何で彼奴は…」









'' 俺たちに会いに来ないんだ ''


…か細い声だった。

虚ろなクロの瞳は何も映さない。

その言葉に、リリイもヒューも俯いてしまった。









「…嬉しくないのか?
クロ達は…その人が好き、だったんだろ?」

21→←19



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (145 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
401人がお気に入り
設定タグ:SERVAMP , サーヴァンプ , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。楽しみに待ってます。 (2021年10月10日 14時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2020年5月9日 3時) (レス) id: cee1b25037 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とても読んでよかったと思います!続きが見たいですね!毎日読み返していて見ると幸せです! (2018年6月21日 21時) (レス) id: e0085c1c29 (このIDを非表示/違反報告)
しふる - とっても面白くて、何回も読み返してしまいました!続き楽しみにしてます!! (2018年3月1日 23時) (レス) id: 6f3c0d3215 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:緋真姫 | 作成日時:2017年12月31日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。