_裸の王様を愛した聖騎士II_

The person who cannot help loving it. ページ11

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＿＿酷く眩しい月明かりが照らす中、真っ黒に塗り潰されて周辺に散らばった楽譜の上に立つ少年。

少年は月を見上げて、何か言葉を放ったように見えた。









「あの日みたいだ」









少年の声が響いた。

小さな光を宿したその緑の瞳が懐かしげに細められる。









「＿＿どうか、オレにお前を守らせて。」









束ねられていない、少し長めのオレンジの髪が揺れる。









「目が覚めたその時には…それを許してくれ。
いくら優しいお前でも、きっとお前はもうオレのことなんて見限ってしまうだろうけど、それでも。」

「＿＿お前をずっと愛してる。」









班に聞いた話では、彼は未だに眠りについているのだろう。
…自分のせいで、起きることが出来ないのだろう。









「…ただいま、夢の咲く場所。
あいつが愛したアイドルの楽園(夢ノ咲)。」

The feeling that I want to hide.→←Memory of confession.

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