【SERVAMP】嫉妬の元主人

_World End_ ページ21

______気がついたら、彼奴からあんだけ呼ばれてた名前も記憶からなくなった。

俺たちの希望で半永久的に仮契約を結ばせた。

血を飲まなくても平気な俺たちは彼奴から''物''と''名前''を貰って、何回も呼びかけて貰って。









「______こんな呆気なく消えちまうのかよ。」









離れたくねェのに。


思い出があっても、彼奴が呼んでくれた俺の存在が其処にない。


彼奴に仕えた俺の''証''がない。









けど…ここに王子は眠ってんだよな。


この下に…ちゃんと、笑って眠ってる。


…そう信じていいんだろ？








ー______僕はね、お前達が罪を背負っているとは思えないんだ。
だからお前達にこの名前を付けた…ー





ー本当は欲望のままに生きたいだろうに、大切なもののために…守る為に、全てを堪えてー






ー…強いね、お前は…ー









俺は、強くねェよ。


だって俺は、本当は＿______


欲深くて、我慢なんかできねェ奴なんだから。









「……好きだったよ」

色欲 ''全ては愛に収束する_All of Love_''→←暴食 ''世界を食い尽くせ_World End_''

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