【SERVAMP】嫉妬の元主人

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ヒュー「そういえば、
今日はあの方の命日じゃのう」


リリイ「ああ…もうそんな時期ですか。
はやいですね」


クロ「…」


真昼「あの方…？」


ヒュー「ああ、まだ話してないんじゃったな。
あの方というのは、もう何百年も前の嫉妬の真祖…ダウトダウトの元主人のことじゃ」


リリイ「とてもお美しい少年で…
ダウトダウトも彼を溺愛していました」


ヒュー「今とは別に、サーヴァンプが同じ場所に集まる時期がもう一時期あってのう。
それが彼のいた国なんじゃ。
だから我らもその少年を愛でていた」


リリイ「とても美しく綺麗で、優しい王子だったんですよ」


ヒュー「…じゃが、王子はある日死んだ」


鉄「死んだ…？なんでだ？」


クロ「……処刑されたんだ」


ボソリとクロの口から告げられた言葉


御園「…処刑…？」


ヒュー「…そうじゃ。
王子は…自分の生まれ育った国と、婿として入った国の間で起こった内戦を止めるために、…終戦させるために、自ら犠牲となったのじゃ」


リリイ「その時処刑人として少年が選んだのが…契約したサーヴァンプである、嫉妬の真祖・ダウトダウトだったんですよ」

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