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ーーーーついに処刑の時刻 。
教会の鐘が鳴ると共に 、Aは処刑される 。
Aは正装に身を包み 、毅然とした態度で処刑台に登っていた 。
その台の上には 、処刑人として彼のサーヴァンプであるダウトダウトが立っている 。
民達を愛し 、慈しみ 、また愛されてきた彼の処刑の決定に誰も彼もが注目し 、悔やんだ 。
貴方「 ……終わりにしよう 、この争いを 。
僕の 、最期の我儘だ 。
僕を愛してくれた民達と 、此の両国に幸せが訪れる様にせめて王子として…最後まで祈ろう 。
両国に互いを想う其れがあれば … きっと解決するはずなのだから 。
この両国の争いは此処で終わらせる ！
'' 平和 '' を愛し … 僕は最期まで尽くそう 。
僕の死後には、どうか両国民…'' 平和 ''を愛する様であって欲しい 。此の国に'' 平和の花_オリーブ_''を咲かせてくれ 。」
「お、王子＿＿＿＿！！」
嗚呼 、何処からか死を嘆く声がする 。
こんな自身を一瞬でも愛してくれたその人達に 、愛しく大好きな両国民達に 、そして＿＿＿＿
貴方「 ＿＿＿＿ 大好きだよ、僕の ''
そして 、僕の ''
お前達と出会えて 、＿＿ 僕は本当に幸せだった 。」
＿＿＿そして 、心臓にいくつもの刃が突き刺さった 。
毒の塗られた剣と同等に鋭いナイフ 。
即死の猛毒が塗られた其れを何本も 、王子の胸に突き立てた黒いマントを着た男は涙を零した 。
＿＿＿＿＿＿ '' ありがとう 、ごめんね '' 。
彼の口は確かにそう動き 、それを前列の方で見ていたサーヴァンプ達もまた涙を零し彼の名を叫んだ 。
処刑台に倒れた彼を見て 、彼のサーヴァンプであった嫉妬の真祖は漸く本当に死んだのだと、認知したのだろう。
発狂にも近い叫びを上げ 、ただただ泣き叫んでいた 。
王子の亡骸はただただ美しく 、優しく微笑んだまま … そのまま息を引き取っていたのだ 。
それに縋り付くように 、彼は亡骸を抱きしめ涙をまた零したのだった ＿＿＿＿ 。
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道化師ロキ - うわぁぁぁあああ！！いい話でした！！！更新頑張ってください応援しています！！ (2017年9月27日 6時) (
レス) id: 49e4013bc3 (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - めっちゃいい話でした！あ、目頭が熱い（つд；*)更新頑張ってください！(^o^ゞ (2017年9月25日 15時) (レス) id: e2078dd163 (このIDを非表示/違反報告)
泉 - めっちゃいい話！兄の前で号泣しちゃったよ！（つд；*) (2017年9月19日 13時) (レス) id: e2078dd163 (このIDを非表示/違反報告)
キョンシー - めっちゃいい話でした。すごい感動しました。これからも更新頑張ってください。 (2017年8月25日 19時) (レス) id: 948dd42a8b (このIDを非表示/違反報告)
江戸川 - とても感動しました。更新楽しみにしています。 (2017年6月17日 21時) (レス) id: 66fd93b93b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋真姫
| 作成日時：2016年11月1日 23時
