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'' 流星ブレード '' に崩された '' パーフェクトタワー '' 。
宣言通りのその勢いを円堂とAが阻んだ。
『 '' プリトウェン '' !!』
「 '' メガトンヘッド '' !!」
それらは流星の流れを塞き止め、前へと押し出した。
「いっけえええぇぇええ!!」
『弾け…!もっと、遠くに!!』
'' 流星ブレード '' を弾き返し、その勢いでボールは一直線に弾け飛んでいく。
「『＿＿吹雪!!!』」
「聞こえる…ボールから皆の声が…
皆の想いが込められたボール…皆の……!」
吹雪の心を閉ざしていた暗い世界に、一筋の光が現れる。
光が溢れ出した裂け目から差し出された二つの手に、吹雪はゆっくりと手を伸ばした。
ーー 一人で抱えなくていい。
…辛い時、苦しい時は私がお前に手を伸ばしてやる ーー
いつの日か言ってくれた言葉が胸に再び響いた。
伸ばした手を掴み、光の方へと連れ出してくれたその先にあったのは＿＿温かい、チームのみんなだった。
みんなが、迎え入れてくれていた。
クィールとコーマが吹雪のボールを奪おうと、両サイドからスライディングをかける。
が、その瞬間吹雪はボールごと高く跳躍した。
( そういうことだったんだね、父さん…
完璧になるっていうのは、僕がアツヤになることじゃない!
仲間と一緒に戦う事…一つになる事なんだ! )
(( そうだ…兄貴はもう1人じゃない!! ))
そのまま吹雪は、アツヤの形見であった白いマフラーを宙へと放った。
アツヤと士郎として分けられていたものが再び一つになり、'' 吹雪士郎 '' 本来の姿へと。
「吹雪…?」
吹雪は迷わず敵のゴールを目指して走る。
豪炎寺もその横に並んで走り出しており、豪炎寺との連携でジェネシスのディフェンスを突破。
( お前は一人じゃない…仲間がいる!
お前を支え、共に戦う仲間が!! )
「速い…!今までの奴の動きとは違う!」
「吹雪さん!!」
「吹雪君…!」
「これが…完璧になる事の答えだ!
'' ウルフレジェンド '' !!!!」
覚醒した吹雪の新必殺技はネロの鉄壁の守りを打ち破り、一点を勝ち取ったのだった。
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あいひ - とてもいいお話だと思います(^^)これからも頑張って下さい！応援しています！ (2020年6月23日 10時) (
レス) id: 1f3cc1e722 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新とても嬉しく思っています。これからも追い続けます。 (2020年6月22日 2時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - イナイレの小説の中で1番好きです (2020年5月28日 16時) (レス) id: 87b01b0a04 (このIDを非表示/違反報告)
威吹鬼(プロフ) - とても素敵なお話です！イナイレの中で1番好きです!!忙しいと思いますが、これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年4月25日 14時) (レス) id: 5195643059 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - でも、無理のないように頑張って下さい。応援しています。 (2020年1月6日 22時) (レス) id: 75587ea7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋真姫
| 作成日時：2019年9月29日 14時
