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学院から離れた海沿いの町で行われる花火大会。
そこに参加することになったKnightsとTrickstar。
練習期間が短い中、お互いに足並みを揃えようとするものの、期間中の瀬名と遊木の間はぎこちないままだったようだ。
それでも、お互いの胸の内はわかった。
「今ではアタシは、アタシの全部が大好き!!
胸を張ってそう言えるわ、みんなのおかげで…。
アタシ、とっても感謝してるのよ。」
「よくわかりませんけど…好きなものがあるのは、大変結構なことですね。」
「うん、司ちゃんももっと自分のことを愛してあげてねェ、アタシたちみたいな超一流と肩を並べてると劣等感に苛まれるだろうけど。
あんたも、なかなか大したもんだから。」
「…ありがとうございます、鳴上先輩。」
「だ〜か〜ら〜、舞台上でくっちゃべらないでくれるぅ?
集中して、ふたりとも!!」
舞台で瀬名の静かな怒号が響く。
鳴上はやれやれとでも言いたげに肩を竦めた。
「はいはい。全くもう、すっかり元気になっちゃって…心配して損したわァ。
しおらしくしてたほうがかわいいわよォ?」
「それに向こうは和気藹々としてるし、こっちだけ無言でしかめっ面してたら対比されて仲悪そうに見えちゃうわよォ。」
「ヨソはヨソ。ウチはウチ。
腑抜けてると海に叩き落とすからねぇ、なるくん?」
「おぉ、怖…腑抜けてたのはそっちでしょ、偉そうにしちゃってさ。
…せっかくの合同ライブなんだし、泉ちゃんももっとアプローチすればいいのに。」
「ガンガンいかなきゃだめよォ。
遠慮するなんて泉ちゃんらしくないわ。
Aちゃんの時も、変な遠慮や謙遜に呑まれてああなったんでしょォ?
お手伝いしてあげる…ほら行った行った!」
鳴上は容赦なく瀬名の背中を押し出し、Trickstarの方へと追いやった。
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志希(プロフ) - とても面白くて大好きな作品です！続きがとても楽しみで仕方ありません！更新頑張ってください！応援してます！ (2022年10月19日 19時) (
レス) @page26 id: 9efc8bf690 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - 更新ありがとうございます。ゆうなぎ君とその周りの人たちの気持ちや行動が今後どうなってくのか読むたびに楽しくなってます。作者様のペースでよろしいので今後も楽しみにしております。 (2022年10月12日 17時) (レス) @page1 id: 4ef80cb4cb (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - 更新ありがとうございます。以前読んだ時からずっと続きが気になっており続きが読めて嬉しいです。作者様の作品がとても好きです。 (2022年10月11日 1時) (レス) id: 4ef80cb4cb (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2022年6月11日 18時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 更新ずっとお待ちしてました！ありがとうございます！ (2021年6月28日 0時) (レス) id: 44c301afb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋真姫
| 作成日時：2019年9月27日 14時
