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自分の足元に転がってくるボール。
何故自分はこんなにもコレが気にかかるのだろうか。
______自分は一体、誰で…何なのだろう。
…嗚呼、わからない。
「A、もしかしてまだ調子が悪いか?
何処かで座って休んだほうがいいんじゃ…」
温度の高い、優しい指先が頰に触れた。
その感触と同じくらい、優しい声が聞こえる。
言葉がただの音の様に聞こえた。
それが何を意味するのかは…わからない。
「A…」
声音に悲しそうな響きが混ざり、それを聞くと微かに胸が痛んだ。
けど、何も考えられない。
______ただ、どこかで '' このままでいいのか '' と問いかける声が聞こえる。
目の前のこの人とは違う。
自分の中から聞こえてくる様な…
ーーお前は、このままでいいのかーー
ーーお前には…叶えたい事があったんだろう?ーー
落ち着かない。
胸の奥がザワザワとする。
それに心を凝らそうとしても、まるで掌から砂が零れるように…決して一つにまとまらない小さな何かがさらさらと落ちて、消えてしまう。
何か______大切なもの。
「……A?」
彼の声が、心配気なものに変わった。
「どうしたんだ?何処か、痛いのか?」
目の縁が痒い。
濡れて、頰に温かいものが触れている。
______涙?
それが涙だという事は知っている。
だとしたら______私はどうして泣いているんだ?
答えは…一つも、この掌には残らない。
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イナイレ好き - ヤンデレの佐久間めっちゃ良い しかも一番好きな依存系 いやー最&高です (2020年8月20日 0時) (レス) id: 573d988362 (このIDを非表示/違反報告)
緋真(プロフ) - 千佳華さん» ときめいちゃいます!?いいですよ円堂くんは…… (2018年10月7日 21時) (レス) id: f05e33fc37 (このIDを非表示/違反報告)
千佳華(プロフ) - 円堂くんにときめきました← (2018年10月7日 14時) (レス) id: 6ba1c8129e (このIDを非表示/違反報告)
緋真(プロフ) - 円堂くんにしか主人公ちゃんの心の奥底に入り込むことができませんからね…コメントありがとうございます。 (2018年10月7日 14時) (レス) id: f05e33fc37 (このIDを非表示/違反報告)
緋真(プロフ) - 千佳華さん» 何だかんだ主人公ちゃんを救えるのは円堂君だけなんですよね…ああ…早く助けたい…← (2018年10月7日 14時) (レス) id: f05e33fc37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋真姫 | 作成日時:2018年9月28日 14時