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「あれからいろいろ考えたんだけれどね？」
「随分唐突だなぁフェリド君…短い前置きくらいして欲しいよ」
そんなお互い無遠慮の会話を交わすのは、
吸血鬼の貴族である第七位始祖たるフェリド・バートリー…
派閥に属す第十三位始祖たるクローリー・ユースフォード。
吸血鬼都市に存在するフェリドの屋敷にて、彼らは会話をしていた。
…二人の共通の狙いはただひとつ…クローリーが''ルシフェル''と呼ぶあの男。
「それにしてもクローリーくん…君のところの従者二人も彼を気に入ってるなんて知らなかったよ〜？どうして、教えてくれなかったのさぁ」
「君が全然人の話を聞かないんじゃないか」
「さーてクローリーくん。
そろそろ作戦練らないとあの子クルルに取られちゃうかもねぇ」
「間違いなく今話逸らしたよね？」
「細かい事気にすると嫌われちゃうかもしれませんよ？」
「…毎度それを出せば私が言わなくなると思ってないかい？」
彼を毎度毎度盾にすれば自分が大人しく見逃すとでも思っているのだろうか、とクローリーは大きなため息をつく。
…何度この人の派閥を辞めるか迷っただろう。
まあそう思いつつも、なんだかんだと辞めてはいない。
自身を無理矢理吸血鬼へと変えたこの人物を恨んでいるが、こうしてルシフェルという崇高で美しい存在に出会う事ができたのだ。
彼を見る、ただそれだけで心が満たされるのを感じる。
あの柔肌に自分の牙を立てられる時が来るのかと思うと…堪らない。
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夕霧 - 更新待っています!ゆっくりでいいので戻って来てくださいね。 (2018年7月21日 14時) (
レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
ひま人 - 面白いですね!更新頑張ってください! (2017年7月11日 0時) (レス) id: bad69d3192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋真姫
| 作成日時：2017年5月8日 17時
