fr!1-1_運命のReunion_ ページ2
____side.Haruka
太陽が照りつける、夏の季節。
三年前のあの日___彼奴は忽然と姿を消した。
ーいいかい、遙ー
ー僕はいつでもお前の味方でいるよー
ー___嗚呼、そんな顔しないでー
ーお願い、泣かないで…ー
俺と真琴の幼馴染__水蓮A。
Aは俺の頰に優しく触れると、そう言って泣きそうな顔で笑っていた。
あの時、…どんな気持ちだったんだろう。
何を思って、あんな顔で笑ってたんだ?
あの時、お前が見ていたのは____
ひんやりとした心地良い冷たさを持つ水に頭まで潜り、そっと目を伏せる。
今でも鮮明に浮かび上がってくる、あの笑顔。
優しい声に穏やかな雰囲気。
「……会いたい、」
そんな風に呟いて頭の中で彼奴に手を伸ばそうとするけど、届かずに終わる。
近いのに遠い…
どうして、俺は今Aに触れられないんだ?
どうして、彼奴は今俺達といないんだ?
どうして、どうして___
答えが返ってくるはずがないと思いながらも、俺は何度も考える。
考えてしまう、浮かんでくるこの想いを消し去りたい。
…胸が痛くて、苦しいのに。
こんな辛くなるなら捨ててしまいたいのに。
まだ、お前を求めてる。
渇いて渇いて仕方がない。
「____A」
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Lim(プロフ) - オーストラリアとアメリカの滞在期間が逆になってました! (2018年1月11日 16時) (レス) id: 59e6aa4083 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆずましゅまろ* - 続ききになります!更新待ってます! (2017年11月4日 18時) (レス) id: e7eb8e6345 (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - とても続きの気になる話でした! お気に入り登録失礼しますm(__)m 更新頑張ってください! ツイキャスやってます!アニメの話など出来たらいいですね(*´∀`) (2017年10月31日 16時) (レス) id: 7c235ab542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋真姫 | 作成日時:2017年10月29日 0時