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一方別の場所ではーーー
水鳥、剣城、狩屋、雨宮、霧野、黄名子の六人は、6の力…沖田総司を見つけるべく、新撰組屯所の近くへとやってきていた。
その道のりの間、新撰組ファンである水鳥による新撰組についての力説が行われている。
「ーーーけど、沖田総司の胸は病に侵されてたんだ」
「つまり死んじゃうんですか？」
「そう。それでも沖田総司は己の志を胸に、戦の中で命を散らせようとするんだ。
絶対的な剣の強さに、その儚さ。
まさに''薄幸の美剣士''だ！」
「実際は不細工だったっていう話もありますけどねー」
「〜〜〜ッ狩屋お前な…！！」
なんやかんやで新撰組屯所に向かう事に決めた一行はまた新たな水鳥の力説による新撰組語りが始まった。
そしてまた別の場所ではーーー
5の力…坂本龍馬を見つけるべく、錦、天馬、信助、神童、影山、葵、そして茜は京の道を歩きながら探し回っていた。
「こっちじゃ！」
「本当にこっちであってるんですか…？」
「わからん！！」
「「「「…;;」」」」
相変わらず楽観的というか、直感的な思考をしている錦に後輩達は思わず苦笑してしまっていた。
すると＿＿＿＿
「どいてくれええええええええ！！！！」
「…人？」
「避けろ！！」
「いや、ワシが受け止める！！！」
そう言えば早速錦はゴロゴロと勢いよく転がってくる人(？)の様なものを受け止めようとした。
が、やはりその勢いに巻き込まれてしまう。
その混乱の上に、その転がってきた人を囲むのは浅葱色の羽織の志士達・新撰組。
またもや波乱の予感＿＿＿
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作者名：緋真姫
| 作成日時：2017年7月1日 1時
