天使の導き

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────鬼ごっこ


何して遊ぶなんて皆で話せば満場一致で鬼ごっこだ
そして今日も鬼決めジャンケンを終え、負けたノーマンがにこやかに笑い
その隣でドンが少し顔色を悪くしている




「ノーマン今日も鬼なの？」

「んー、ジャンケンだからね。Aは僕が鬼だと嫌？」



今日の鬼もノーマンなのかと問いかけると
少し困ったように答えるノーマン

んー、と少し悩みながらも



「嫌...じゃないけど....捕まるんだもん」



と、今までの事を思い出しプクッと頬っぺを膨らましノーマンに伝える



そんなAの姿を見たノーマンはふふふと笑い、膨らんだAの頬をツンツンと触り遊びはじめた




「もー！ツンツンしないで！」

「ごめんごめんっ」

「って言いながら笑ってるー！」




別にノーマンが鬼なのが嫌な訳じゃないけど
捕まる悔しさもわかって欲しい



そんな態度が出ていたのが、膨らんだ頬っぺをプニプニとからかうように触ってくるノーマンにもー！と怒るも、効果は無いようだ




未だに肩を震わせながら言うノーマンに更に頬を膨らませ





「もう知らない！」





と近くで本を読んでいたレイの元へ逃げる





そんなAの姿を後ろから眺めるノーマンの肩はまだ震えており、そしてきっと彼女は今から始まる鬼ごっこは拗ねて参加しないのだろうと思うと更に頬を緩め









「ほんと.....かわいい...」



ポツリともらした

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