天使の導き

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「ノーマン！」


レイと共にノーマンを探していると、木の影に隠れている姿をみつけ静かに駆け寄る




「A！それにレイも」

「あれ？エマは？」




てっきりエマと一緒に居ると思っていたAはキョロキョロと当たりを見渡す






「エマとは別行動してて、恐らく家族を庇って捕まってると思う」




Aの問いかけにノーマンは答えると、Aはエマらしいねなんて微笑む







「おい、ノーマン。......残り10分だ」



3人でそれぞれ話しながら隠れているとレイから残り時間が告げられた




「分かった。そろそろシスターが来ると思うから場所移動しよう」





それに対しノーマンはそう言うと更に森の奥へと足を進め、Aとレイは後を着いていく






「......ところでA」

「ん？なーに、ノーマン」




少し歩いたところでノーマンが立ち止まり、くるりとAの方を向いて言う



「その手どうしたの？」





何時もより少し声が低いノーマンがAに聞いてくる

そんなAとノーマンを横目にレイはまたため息を吐き





「A手切ってるんだけど、ハウスに戻らないって聞かねぇんだよ」




そうノーマンに伝えれば




「A、ハウスにも「いや」」



ハウスに戻るように伝えるノーマンだが、Aはその声をさえぎり言う


レイはほらな、と言うみたいにノーマンを見つめ、そんな2人にノーマンはため息を吐くと






「レイ、残り時間後どのくらい？」

「残り8分ってとこかな」



レイに再度残り時間を確認する









その時だ








「み〜〜つけたっ！」






シスターが少し遠くから3人を見つけ、全速力で近寄ってきた

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