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「よし、作戦を立てるぞ」

ノーマンとレイが話を終えたのか、エマとAにそう声をかける


交渉が上手く行ったのか先程までと違い協力的になっているレイ


そんなレイにエマはニコニコと笑みを浮かべ、この数日間に考えていた事、新たに発見した事を話し始めた






「まず、脱走は年少者が起きている日中にしよう」

「...出荷の夜は誰か1人犠牲になるもんね」

「うん、Aの言う通り。だから日中にしたいんだ。そして、森から出ようと思う」



エマの話を3人が真剣に聞き、時折Aが疑問に思った事をエマに質問する。


そして、あらかた話終わると次は



「外だ」




そうお互い顔を見合わせやって来たのは図書室だった



「レイの持ってる本が2015年....だよね?」

「あぁ、そして地図の発行は2010年だ」


図書室に来る途中レイが持っていた本の出版された年代を教えてくれた
今図書室にある本の中で1番最新だとレイは言う




それを確かめる為に再度レイに問いかけると
丁度地図を見ていたのか、地図の年式も教えてくれる



「...私思ったんだけど、今の現在地、ハウスが何処にあるかさえ分からないんだよね」

「確かにAの言う通りだと思う。でも、太陽が南寄りに昇って見えるから"北半球"あたり...」

「流石ノーマンだな。ついでに言うと"四季"があるから"中緯度"のどこかだと俺は思う」

「んー、分かる情報はこれだけかぁ」



エマの言葉を聞いた3人は再度頭を悩ます
確かに情報が少なすぎるのだ



「....私他に資料ないか探してみる」



Aがそう3人に伝え、奥にある資料の場所へと向かうと同時に








「エマ、ノーマン、レイ、Aー!」





ハウスの中から4人を呼ぶママの声が響いた





「....っ」



急に掛けられた声にAは顔を強ばらせ、図書室の奥へと行こうとしていた足は止まったまま動かない





目の前にママがいる訳では無いのに、嫌な汗が身体を伝う









「....A、大丈夫。行こう」






Aの異変に気づいたのか、Aの頭に優しく手を置きそう伝えた彼






「...のー、まん」





ノーマンがいつもと変わらない優しい微笑みを浮かべながらAの頭を撫で、優しい手つきでAの手を引くと2人の後に続き図書室を後にした

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設定タグ:約束のネバーランド , ノーマン , レイ   
作品ジャンル:アニメ
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アイ(プロフ) - すごく面白いです!これからも更新頑張ってください!応援してますっ(o^^o) (2021年1月22日 3時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
KURONEKO - MiUmIuさん» MiUmluさん初めまして!コメントありがとうございます!まさかMiUmluさんからコメント頂けると思わなく感激です!いつも小説楽しく読ませて頂いています!気に入って頂ける作品を作れるように頑張りますね^^ (2021年1月21日 1時) (レス) id: 6d6a4ff382 (このIDを非表示/違反報告)
MiUmIu(プロフ) - こんにちは。とても面白い作品なのでお気に入り登録させていただきました!これからも楽しみにしています。次のお話も楽しみにしています。 (2021年1月20日 18時) (レス) id: c6740f863a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KURONEKO | 作成日時:2021年1月18日 16時

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