私はある兄弟に正体を知られてしまった様で【地縛少年花子くん】

七不思議 玖拾肆話 ページ46

花子side








光｢もし、そうなら……早く探してやらないと……｣









花｢ｯ………｣









Aを拐う？何のために……。









もし、拐われたとしてもAは低級の怪異……









七不思議の様な大きな力は持たない……ごく普通の怪異だし……。









相手側に利益なんか……









でも、もしAに何かあるとしたら？……









そう言えば、最初の頃……二番とAが会ったとき……二番はAの事を“様”付けで呼んでいた…









七不思議である二番が……。









やっぱり、Aには何かある？……









花｢そうだね……今夜からでも探そうか｣









光｢おぅ！｣









寧｢でも、花子くん…探すって言っても相手は、学校中にいる怪異だし……｣









花｢最近の様子を見て特に活発に動いている怪異が怪しいと思うよ｣









光｢それなら、数が限られてくるな！｣









花｢うん、けど、相手側の怪異にはもう宛がある……｣









光｢え！分かったのかよ！犯人！｣









寧｢ねぇ……もしかして…その宛って｣









花｢七不思議が零番のトコだよ｣ﾆﾔ

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