私はある兄弟に正体を知られてしまった様で【地縛少年花子くん】

七不思議 伍拾壱話 ページ3

光side





輝兄はあぁ言うけど…オレには全てが全て悪い奴らかって言ったらそうじゃないと思う…









だから！！









輝兄を説得するような材料を探してやるぜ!!









たとえ…









授業をサボっても…！！









今日一日ピッタリ張り付いて…









アイツが悪い怪異じゃねーって証拠を見つけるぜ！









花｢何やってんの？｣ﾊﾞｯ









......................................................

数分後









花｢俺が悪い事してないかカンシ？｣









花｢へぇ〜俺のために授業まで抜けて来たんだ…
ジョーネツテキぃ〜｣









光｢お前のためじゃねぇ!!!!お前の悪行を暴くためだ!!｣(嘘)←









光｢というより！！さっきから手に持っている袋は何だｯ!?ま、まさか…盗品!?｣









花｢ゴカイだよ…｣









光｢いいから、貸せｯ!!｣









ﾊﾞｯ









貴｢あれあれ〜？花子に…光くん!?…授業は？まさか、サボり？｣









光｢いや！A先輩!!これにはワケがｯ!!｣









花｢俺の事悪い事しないかカンシするんだって〜！｣









貴｢ふーん、カンシかぁ〜｣









光｢もしものためです!!…｣









貴｢うーん、でもカンシなんてしなくても、花子は
意味もなく人間を傷付けたりなんて…しないよ？｣









光｢そんなの分からないっすよ！！…というより…
先輩もサボリなんスか？今、授業中っすけど…｣









貴｢サボり？…光くん忘れた？…私は怪異だよ？
勉強を必ずしなければならない義務なんてないからね…｣









光｢ｯ!!(そ、そうだった…A先輩は怪異だったんだ…)｣









貴｢ねぇ、光くん？さっきから思ってたんたけど…
その手に持っている袋はなに？…｣









光｢あぁ、コイツから奪いとった盗品っす｣









貴｢盗品？｣

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