私はある兄弟に正体を知られてしまった様で【地縛少年花子くん】

七不思議 伍拾漆話 ページ9

貴方side









ｼﾞｭｭｩ…









貴｢ぅﾞ……ｯ!!｣









花｢A…ｯ｣









輝｢Aｯ!?…どうしてここにｯ!?｣









ｯ…!!普をこんなにも傷付けて…












ｸﾞｸﾞ…ｯﾀﾞｧﾝｯ!!









輝｢ｯ!!…A…血が出てる…｣









貴｢ｯ!!馬鹿にしないでｯ!!…花子が何したって言うのよｯ!!タダの七不思議で人に危害を加えるどころかｯ!!
花子は人を救ってるのよ!?｣









輝｢ｯ…｣









貴｢悪霊呼ばわりして…まるで命の無い抜け殻の様に…魂だって命同然よ!!元は生きてた人間なのよ…
悪さも何もしていない霊を消滅させようなんて…
それこそ…“人殺し”みたいよ…｣









輝｢ｯ…人…殺し…？｣









貴｢…輝は、七不思議を払いたがっててたわね…
花子は払おうとするのに…私は払おうしないのは…
オカシイわよね…？｣









輝｢…!!それは…｣









花｢…!?｣









貴｢…じゃあ…私が何か悪さをするような行動をとれば…輝は私を払うの？｣









輝｢ｯ!!…そんなｯ…Aを払ったりなんか…｣









光｢ｯ!?輝兄が払うのをためらうなんて…初めてだ…｣









貴｢(白杖代…私にも力を貸して…)｣ﾋﾞｭｭｫ…









光｢…A先輩？…」









貴｢来いｯ!!白杖代…!!(ごめんね…普…少し杖代貸してもらうよ…今の私の力じゃ、自分の杖代を呼ぶ事も出来ないからね…)｣









花｢ｯ!?A!?…白杖代を…呼んだ？…｣









光｢…!?あれって確か…花子の…杖代じゃ…何で
先輩が…！｣









ﾌﾜｧｧ…









変身した姿は…やっぱり少し普と似てるな…









輝｢ｯ！Aが何をしても！僕はAとは、戦いたくはない！！｣









貴｢輝が花子を払うって言う限り私は輝に抗うよ？｣









輝｢…!!｣









私は下に落ちていた普の包丁を拾い上げ、上に振り上げた…









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いやぁ!!久しぶりの更新です!!

長らくお待たせしました^^;読んでいただけると嬉しいです!!

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