私はある兄弟に正体を知られてしまった様で【地縛少年花子くん】

七不思議 伍拾参話 ページ5

光side







光｢あ？手伝うって何を？｣









オレはそれだけを言うと、花子が指を指してオレに教えた









花｢あれ｣









ん？高い塔に何かあるのか？






光｢…なんだ？何か引っかかってんのか？｣









花｢そーなんだよネー｣









花｢どーにも、俺ひとりじゃ取れそうになくて、困ってたんだよネー｣









光｢別に…いいけどよぉ…｣









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

〜数分後〜






結局オレは花子の手伝いをすることになった









が









光｢ふんｯ!!…ぐぐぐぐｯ…!!!!!!｣ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ…









思っていたより…キツいｯ!!…









花｢オーライオーライ、もうちょい右ー｣









というよりｯ!!!!









光｢テメｯ…!!!!幽霊のくせになんで、こんな重ぇんだよｯ!!…｣









花｢シツレーだなー｣









光｢つーか、浮けよｯ!!!!!!｣←









花｢こんな高くは浮けないよ、もうちょい下ー｣









光｢グオォォｫｯ…!!!!!!!!｣









花｢悪いね少年…大事そうなものだったからさ｣









ｯ!!









光｢(…やっぱりコイツが悪い怪異だとか思えねーよ
輝兄…)｣









ﾋﾞｭｫ…









花｢わ…！｣ｸﾞﾗ…









光｢え…｣









光｢おい！掴まれ！｣









花｢え…｣









ﾄﾞｻｯ…









う、嘘だろ…花子…









ﾀﾞｯ…









光｢ｯ!!…花子!!おい！起きろｯ!!!!｣









花｢び…｣









花｢びびった！死ぬかと思った！｣ｶﾞﾊﾞｯ…









光｢( ˙-˙ )…｣←









光｢お…お前…もう死んでんだろ( ˙-˙ )｣←









花｢…そーだった！あ！そーだ、そーだ｣









花｢はいこれ｣









光｢ｯ!?いつの間に…あ、アイツかｯ!!｣









つーか、大事そうなのってこれかよ…









光｢なぁ…花子…いるよな｣









花｢え？｣









光｢いい怪異だっているよな！｣ﾆｯ

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