私はある兄弟に愛されている様で【地縛少年花子くん】

七不思議 肆話 ページ5

貴方side





ー旧校舎女子トイレにてー









寧｢旧校舎とは、言えど意外と綺麗なんだね〜｣









貴｢そうみたいだね｣









寧｢じゃあ、Aちゃん！私…やるよ？｣









貴｢う、うん…私…外で待ってるね！何かあったら、言ってね？｣









寧｢ありがとう、Aちゃん！じゃあ、私行ってくる！｣









貴｢うん！｣









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈









あれから、寧々ちゃんが女子トイレに入って









数分も経たずに←









中から寧々ちゃんの悲鳴が聞こえきた…









寧｢き、きゃあぁぁぁぁぁぁ！！！！｣









ﾊﾞﾝｯ！！









貴｢ｯ！？寧々ちゃん！？｣









私は、寧々ちゃんの悲鳴が聞こえて









つい心配になって思いっきり扉を押し開けた









寧｢Aちゃん！…ね…ねぇ…あれ…｣









と、寧々ちゃんが恐怖で震える声で前にある









何かを指差した…









寧｢透ける体…人魂…昔の制服…あ、あなたは…｣









？｢俺は、怪異さ｣









花｢学園七不思議が七番目『トイレの花子さん』
はじめまして｣









貴｢ｯ……！｣









寧｢あなたがトイレの花子さん…！？そ……｣









貴｢そ？｣









寧｢そんなのうそｯ！｣









貴｢ﾌﾞﾌｯ……｣









いけない、いけない、つい笑ってしまった笑









寧｢おかっぱは？赤いスカートは？しかも、男の子だし…｣









花｢確かに俺は男だよ、でも、性別以外は君が聞いた噂の通り、何か一つを代償に、呼び出した者の願いを叶える…｣









花｢君にもあるんだろ？｣









花｢聞かせてよ、願い事…｣

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