【wrwrd!】兄の友達は今日も煩い.【zm】 (ページ24)

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『今日はありがとうございました！』

時刻は午後5時、窓からは橙色の光が射している。

os「こちらこそありがとめう～」

zm「もっと居ればええんに」

os「本当はもっと居たいんだけど、次の仕事の準備しなくちゃいけなくてね」

zm「じゃあしゃーないか、気を付けろよ」

os「ありがと～一応ホテルだからゆっくりしたら参加するかも」

zm「はいはい」

ばいばーいと言いながら手を振ってくれるオスマンさんを見送る。

ここ数日、兄さんの友達という知り合いはたくさんできたけれど、実際に会ったのはオスマンさんが初めてだった。

『背高くてスラッとしてて、かわいかったなぁ…』

zm「ほーん、気になるの?」

『!?』

心のなかにしまっていたはずなのに、口に出してしまっていた。

『いやいや、普通に楽しかった!一緒にゲームもしたし』

zm「A負けてたけどな」

と馬鹿にしたような笑いをする兄さん。

次は絶対に勝ってやる、と心の中で誓った。

***
♂♀side

os「ふー、ついたー…」

ホテルに着いた頃、外は完全に暗くなっていた。

明日の準備を済ませて、ベッドに寝転がる。

そろそろみんなで通話とかゲームとかしてる頃なんだろうな、とアプリを開く。

思っていた通り、彼らは今日も大勢で通話を楽しんでいた。

まだ眠くないし、少しだけ参加しよう。

os「やっほ～」

kn「お、こんばんはー！」

tn「自分から通話入ってくるの結構珍しいんちゃう?」

os「せやね、丁度ゆっくりできる時間が出来たから」

rb「今日ゾムん家行ったんやっけ?」

os「そう、3人で遊んだよ～」

kn「てことはAちゃんもおったんか！」

ut「Aちゃん!?Aちゃん2次元じゃなかった!?ちゃんと肉体あったの!?」

大先生の反応スピードがものすごく速くて、何名かが若干ひいていることが分かる。

ut「呼んでくれれば俺もいったんにー何で呼んでくれんかったん?」

kn「まあ大先生は呼ばないわな」

tn「それで正解やで、いつAちゃん狙われるか分からん」

os「ゾムいるから大丈夫だと思うけどね?」

kn「ゾムが来るなって言いそうだよなぁ…」

どうやら、みんなは普段通話でしか話していないらしく、直接会ったのは自分が初めてらしい。

os「今度はグルさんと3人でお茶会開きたいめう～」

tn「めっちゃ豪華やな…」

kn「オーラ放ってそう…」

os「そういえば今日Aちゃんの髪の毛切った」

rb「美容系の仕事やもんなーええな」

何だかんだで盛り上がった。