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少し歩くと、会場の入り口が見えた。
kn「もうみんな集まってるっぽいな」
『一体誰がいるんですか……』
kn「え、ゾムに教えてもらってないん?」
『会ってからのお楽しみだって』
kn「なんやゾム、そんなもったいぶらなくてもええやろ」
zm「ついたで、ここらへんやろ」
コネシマさんを無視して兄さんが言う。
3人で回りを見渡すが、この人混みの中で目当ての人を見つけるのはやはり難しい。
『…………あ』
少しだけ、ショッピさんに似た人がいた気がした。
zm「おったか?案内して」
すぐに見失いそうだったので、返事もせずに見えた方向へ動き出す。
kn「Aちゃんもうちょっとゆっくりでも別に逃げへんと思うで?な?」
コネシマさんに諭されながらも、人混みを上手く通り抜けていった。
ショッピ君を見つけると、彼もこちらに気付いてくれた。きっとコネシマさんのセンサーでもついてるんだろう。
回りの人はこちらに気付く様子はなく、相変わらず個々に会話を楽しんでいる。
背の高い金髪の人に声をあげているのは、彼らの中で一番背が小さい人だった。
うん、背が小さい……?
『ロボロさん!!』
確信は無かったが、私が彼らに向かってそう言うと、向こうを向いていたロボロさん(仮)は勢いよくこちらを振り向いた。
橙色の甚平を着ている。顔は紙で覆い隠されていて、確認することができない。
そもそも、顔を見たことがないので確認する術がないのだけれど。
振り向くと同時に紙がなびき、少しだけ顔が見えたような気もした。
rb「A、ちゃん…?」
syp「皆さん、3人方到着しましたよ」
ショッピ君がそういうと、回りにいた人たちはおー!とそれぞれ反応する。
顔をざっと見たところ、オスマンさんがいることは確認できた。わたあめを持っている。かわいい。
?「なんや第一声がロボロってなんか嫌やわぁ」
rb「うっせぇな!いいんだよ別に!平均より特徴あった方が分かりやすいんですー!」
?「はいはい」
kn「まぁまぁ落ち着いてシャオロン、な?無事に会えたからええやん無事に」
どうやら私がロボロさんだと思っていた人は正解だったらしい。
シャオロンさんはあまり声を聞いたことがなかったので、言われるまでわからなかった。
os「Aちゃん、浴衣可愛いね」
『あ、ありがとうございます!』
?「うん、似合ってる」
『あ、えっと、お名前伺っても…?』
「さすがにまだ声で分かんないか。ひとらんらんだよ」
↓
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いちご大福。(プロフ) - なんか、100評価目GETめう! (2019年2月8日 20時) (レス) id: 9e92d13194 (このIDを非表示/違反報告)
凸型51号(mintia)(プロフ) - 14田さん» わ〜〜いわざわざ別のところからありがとう…!! (2018年7月26日 20時) (レス) id: 0af4ab6f4a (このIDを非表示/違反報告)
14田 - 本垢バレたくないので別のとこから。zmさんのそっけない対応がすき…更新頑張ってね! (2018年7月26日 1時) (レス) id: 64803c30f8 (このIDを非表示/違反報告)
凸型51号(mintia)(プロフ) - とらねこさん» ありがとうございます! (2018年7月25日 0時) (レス) id: 6cb3b2fbe6 (このIDを非表示/違反報告)
とらねこ(プロフ) - 凸型51号(mintia)さん» そうだったんですね!こちらこそ勝手に言ってすみませんでした!更新楽しみに待ってます! (2018年7月25日 0時) (レス) id: 9cd26393a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mintia | 作成日時:2018年7月14日 20時