会いたくなかった.2 ページ16
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『私に何を言わせたいのかわかんない。』
kyo「そりゃ、なんで急に居らんようなったかしかないやろ。
萊、お前は地位がそこそこ高かったはずやのに、なんで逃げ出したん?俺らの住んどった所今も大騒動やぞ。
天使様が帰ってこないって。」
天使様。私達の住んでいた所でそこそこ偉い地位。
というか、天使そのもの。純白の翼に天使の輪っかと呼ばれるモノがついている天の使いのこと。太陽のように眩しくって、私が他の奴のせいで届かなかった地位。
でも、ほら。その代わりにきょーがその地位につけてる。穢れを知らないその瞳。私が持ってたその瞳の色。
『知ってるくせに』
kyo「....」
『私の瞳の色わかる?』
kyo「....仮面で見えへんからはっきりいって分からん。」
『じゃあどんな色か当ててみてよ。』
凄く真剣な顔をしている目の前の奴にそんな事を言ってみる。きょーの顔はどんどん曇っていく。察してくれたのか、察していないのか、どっちなのか。
kyo「....堕ちてもうたんやろ。」
その言葉で、きょーの今の言葉で、
今までよりもずっと、ずっと
深く、堕とされた気がした。
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桜葉(プロフ) - シリアスになってきた!次回も楽しみですわ (2021年5月16日 18時) (レス) id: 709274cc72 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこのみんともち(プロフ) - 桜葉さん» 気長(10年位)に待っとってな!!! (2021年5月3日 18時) (レス) id: 37df7a8ea7 (このIDを非表示/違反報告)
桜葉(プロフ) - 更新待機してます!頑張って下さい! (2021年5月3日 18時) (レス) id: 709274cc72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこのみんともち | 作成日時:2021年4月25日 15時