30話 ページ32
Aside
着いたのは、
巨樹の幹が絡みつきと大きな苔のついた岩の坑道
「こ、この真っ暗な中に入るのか！？」
坑道の中は真っ暗であまり見えやすいとは言えない
いかにもな雰囲気で、
あちらの世界じゃあ心霊スポットとして騒ぎ立てそうだ
うちの母さんはもっぱらそういうの苦手なのに
父さんが出張で居ないときに心霊番組をよく見るから
「A〜、怖いの見ちゃったから一緒に寝て〜...」
って
思春期の息子に言うか?普通
俺が子供の頃でもやってなかったわ
他にももっとやばいのあったわ
女装強要とか
どんな狂育受けてたんだろ、俺
「ビビってんのかよ。だっせー。」
「なぬっ！？ビ、ビビッてなんかねーんだゾ！」
「オレ様が隊長だ！オマエらついてくるんだゾ！」
グリム様かわいーー
．
あれ、何か
居る。
「＿＿＿グリム様、ちょっとストップ」
「ふなっ？」
「ん？アオイ？」
「んだよ、いきなりどうした？」
「なんか＿＿＿＿＿居ない...?」
「気配とか、感じたりしないか?」
「「 っ！！！？ 」」
「ぴゃっ！？」
「ヒーッヒッヒ！10年ぶりのお客様だあ！」
10年前に来てる人いるんだからいいじゃん!
うちの寮のゴーストさんの方が歴が長いぞ
「ゆっくりしていきなよ、永遠にね！」
あ、結構ッス
「ふぎゃぁ〜〜〜〜〜〜っ！！！！！
ででででたーーーーーーーっ！！！！！！」
「うぉっ」
だからそっちの大声の方が驚くってェー...
まぢ萎える。。
「グリム様、落ち着けって」
「アオイの言う通りだぜ
少しは落ち着けっての！バカグリム」
「ふなっ！？オレ様はバカじゃねぇゾ！！？」
「くそっ、ゴーストに構ってる暇なんか
ないっていうのに……！」
「走ってゴーストを撒くぞ！僕に付いてこい！」
「おっけぇー」
デュース君の指示で俺達は
ゴーストを撒く様に全速力で走った
．
数分後
なんとかゴーストは撒くことが出来た...のだが
辺りを見渡してみると
「＿＿＿まだ居る...」
どうやらそこら中にゴーストがいる様だ
「ここもゴーストがうろうろしてんのかよ！」
「いちいち構ってたらキリが無い。先を急ぐぞ」
「うわぁ」
「偉そうに命令しないでほしーんだけど
大体、お前があんな馬鹿な真似しなきゃこんなことになんなかったのに。」
あ、めっちゃバチバチ
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紙粘土 - ご指摘ありがとうございます!すみません、単なる誤字です。すぐ修正致します。 (2021年10月24日 20時) (
レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
傷口ジャム - 初めまして。このお話とても面白いです。読んでいて気になったのですが、学園長が男主くんのことを「貴女」と呼んでいますが、男性なので「貴方」ではないでしょうか…お話の中で何か解説があったなら申し訳ございません。これからも応援してます。 (2021年10月24日 16時) (レス) @page9 id: f7eb6a98f0 (このIDを非表示/違反報告)
紙粘土 - ありがとうございます! (2021年10月19日 19時) (レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
学校めんどくさい - この話めっちゃ好きです更新頑張って下さい (2021年10月19日 19時) (レス) @page29 id: a222e10854 (このIDを非表示/違反報告)
紙粘土 - ありがとうございます!これからも更新頑張ります。 (2021年10月19日 19時) (レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紙粘土 | 作成日時：2021年10月16日 12時
